営業日カレンダー
コウノトリ市民科学
目撃情報
スケジュール
戸島湿地便り
ククヒ湿地より
代表のつぶやき
活動報告
広報誌パタパタ
湿地ネットの概要
リンク集
お問い合わせ
ブログ カレンダー
« « 2018 7月 » »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 1 2 3 4
最新のエントリ
コウノトリ湿地ネットブログのトップへ
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

コウノトリ湿地ネットブログ - moriさんのエントリ

谷の入り口から西光寺を左に見ながら200mほど歩くと、谷は2つに分かれます。
この分岐点の左(北)にあるのが写真の畑跡です。今は耕作されていませんが、
シカ柵が張られていますので、最近まで野菜を作られていたことがうかがえます。


 
山の斜面を利用して段々畑が作られているのですが、
ていねいに築かれた石垣の綺麗さは天下一品です。
「耕作できる面積はわずかなのに」「こんなに苦労して石を積み上げるなんて」 
外部の人間からは、つい収穫量に比して過剰投資ではないかと思ってしまいます。
でも、これが田結地区に生きる人の普通の術なのでしょう。
細長い谷の両側には急峻な山が迫っています。しかも石がゴロゴロ転がっているので、
とても良好な農地にはなりそうにありません。
そんな劣悪土地に人力で石垣を築き、わずかばかりの耕地をつくり、農業を営んでいく。
黙々、黙々とクワをふるい、水を運び、肥をやって作物を育てられていたのでしょう。
そして、その横には小屋が建てられ、お地蔵さまが祭られています。
 
私には、この一画を見るたびに、
この地の人々の自然(土地)に対する態度が分かるような気がするのです。
それは、「共生」というのでもなく、「自然に抱かれる」ともちがう。
「つつましく、礼儀正しい」と表現するのがしっくりくる。
つまり、この谷での人々の労働は、
「自然への作法」のようなものによって成り立っていると感じられるのです。
 
11月15日の夜、地区の人々に対してコウノトリ野生復帰の話をする会があったのですが、
終わった後、榎本副区長からマツバガニをごちそうになりました。
「話をしてくれたお礼に、海の幸を食べてくれ」と、
地区役員を含めた10数名にふるまわれる姿は、
(こう言うと、氏は照れて否定されるでしょうが)男気だけでは言い表せない、
「大きな自然の中での作法」が脈々と貫かれているように思ったものでした。


 
11月18日(木曜日)午前
早川さんが、野鳥の観察に来られました。
当会会員の宮村さんと小谷さんも一緒に観察され
鳥の特徴や観察の仕方などを早川さんから教えていただきました。



早川さんの案内により湿地で観察すると

コガモ 64  マガモ 33  カルガモ 42  ヒドリガモ 51
オオバン 9  ダイサギ 1  コサギ 1  カワウ 4
コウノトリ 2  カワセミ 3  ジョウビタキ 1  ハシボソガラス 5
ツグミ 15  トビ 5  モズ 2  スズメ 20  ハシブトガラス 2
セグロセキレイ 2  ハクセキレイ 1  アオサギ 3  カワラヒワ 5

合計 271羽の鳥たちで賑わっています。

11月9日?15日まで、湿地内で懸命に餌を採っていたヘラサギは
17日の朝より見かけなくなりました。
どこかの空の下で、元気に過していてくれることを願っています。




 
2008年4月、前月末で市役所を退職し、
自由時間をたっぷり手にした私に2つの「事件」が発生しました。
1つは、待っていたかのように4日目に父が倒れ、緊急入院したこと。
神様が、放蕩息子に「看病」という親孝行の手法を時間と一緒に与えてくれたかのようでした。
 もうひとつが田結地区の谷の発見です。
「田結にコウノトリが舞い降りた」との報に接した私は、
28日の午後、荒川秀夫さんと一緒に村の入り口でじっと待ち、
1羽が飛来するや興奮気味で谷に駆けつけました。
そして谷を少し入った所で発見。
コウノトリは私たちを見ると、嫌がるように奥に飛んでいきます。
飛び方が低空飛行なのが気になります。「もう奥に平地はないだろうに」
 狭い谷筋を歩いて追いかけると、何と広く明るい平野部が忽然と現れてきました。
元水田地帯で、コウノトリはそこで餌を探していました。
谷の中央部までは何度か来たことがあったのですが、
奥にこんなところがあったとは全く知りませんでした。
三方の山は低く、耕作が放棄された水田跡はまるで手入れされたように
丈の低い草がきれいに生え揃っています。
湿地状態になっている個所やカモが泳いでいる池もあります。
空気は凛として静寂です。2人が声をそろえて発したのは、「桃源郷だ」との言葉でした。
中央に道路が走っているのですが、私には、東山魁夷さんの絵画、「道」そのものに思えました。
 もし、勤務を続けていれば、コウノトリを追いかける時間はなかったかもしれません。
仮に休日に追いかけたとしても、これほどに感動的だったかは疑問です。
 
 
自分が感動すれば、そのことを誰かに伝えたくて仕方ありません。
コウノトリ湿地ネットの仲間、市役所のコウノトリ共生課、市長、東京のラムサール関係者、
東大の鷲谷先生、県立大の三橋先生・・・。
未だ現場に来た誰かが?を発せられたことはありません。
最初に感じた魅力は直感的で科学的ではありませんが、
誰もが本能的に「本物」のにおいをかぎ取ったのでしょう。
 
 では、本物の正体とは?
これから少しずつつぶやいていきますわ。
 


 
11月17日(水曜日)午前
豊岡市立八代小学校5年生12名の皆さんが
「コウノトリが餌を採ったり、子育てが出来る環境を知りたい」と
環境学習の一環として来てくださいました。


コウノトリ文化館でコウノトリのお話や
野生復帰の取り組みを学ばれ
移動のバスの中でも
豊岡市の中島専門員から戸島湿地の説明をうけ
事前学習を重ねて来られました。



朝から戸島ペアのお父さん(J0391)が淡水湿地にいましたので
コウノトリの観察もしていただけると喜んでいたところ
11時8分に北方よりお母さん(J0294)が飛来し
お父さんの傍に舞い降りました。

管理棟内のフィールドスコープや
観察棟から双眼鏡で観察され
コウノトリの姿をしっかりと目の中に刻んでいただきました。



「コウノトリになりたいな」と言っていた男の子。
「何でだろう?」しっかりと、理由を尋ねておけばよかったな・・・

帰りのバスの中でも
「生きものにとって気持ちのいい場所って?」などのお話をとおして
今日のまとめをされるそう。
私もバスに乗ってみなさんと話の続きをしたかったなぁ。

八代小学校の近くにはスキー場があり
みんなはスキーが上手いことでしょう。
冬将軍の到来が待ち遠しいですね。


11月13日(土曜日)の12時過ぎ
京セラミタ株式会社の皆さま15名がお越しくださいました。
「自然再生活動にお手伝いしたい」と
早朝よりバスに揺られ
昼食も早々に、予定時間より早いお着きです。



京セラミタ株式会社は
京セラブランドのプリンター・デジタル複合機を開発・製造しているドキュメント機器メーカーです。
国内外に27社の販売グループがあり、、事業活動をグローバルに展開され
「社会との共生」、「世界との共生」、「自然との共生」という
経営思想を企業活動の基本とされ
CSR経営・CSR活動に熱心に取り組んでおられます。
実直な担当者の方と、打ち合わせを重ね
人工巣塔のある山の斜面に繁茂する、孟宗竹を切る作業をお願いしました。



佐竹代表が、竹の切り方や枝打ちの仕方の説明をして
「声を掛け合っていきましょう」と注意事項を話し
早速作業に入ります。



竹を切る表情は真剣です。



切った竹を短く切り
鉈で枝うちします 。
1時間して休憩。 皆さん汗びっしょり。
「せっかく、バスに乗ってきたのだから、さぁ、頑張ろう」と休憩もそこそこに作業を続けられます。
竹を切った後の始末が大変。



コウノトリ共生課の坂本係長さん、野本さん
 当会の佐竹代表、宮村会員も精一杯の働きをします。

予定より30分延長して作業してくださいました。
みんなで記念撮影。



皆さんのお力で、こんなに地面に光が当たるようになりました。
どうか継続して来ていただき、『京セラの森』を誕生させてくださ.い。

 『京セラの森』を通って、コウノトリのヒナの誕生を確かめに行く・・・
物語を描いた、自然再生というのはどうでしょう。
『コウノトリ舞う里山の再生』みんなの力で叶うはず。

「こんなに、しんどいとは思わなかった・・・」
鋸や鉈を使っての作業、大変だったと思います。
明日は、肩こりに悩まされる方も多いのでは?と心配しています。



お帰りには、城崎温泉に入り町を散策されるそう。
松葉蟹も解禁になりました、お買い物もしてください。

豊岡の自然再生に貢献し
豊岡の経済を潤してくださるこの企画に、感謝、感謝。

私は写真を撮ったり
ウロウロしていただけで・・・それでもこんなにくたびれました。
でも、なんだか心地よくて
スキーを楽しんだ後のようです。
竹やぶにも、マイナスイオンが多いのかな?

京セラミタ株式会社の皆さま、ありがとうございました。
そして、どうかこれからもよろしくお願い致します。