営業日カレンダー
目撃情報
スケジュール
戸島湿地便り
ククヒ湿地より
田結だより
代表のつぶやき
活動報告
広報誌パタパタ
湿地ネットの概要
リンク集
お問い合わせ
ブログ カレンダー
« « 2018 5月 » »
29 30 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 1 2
最新のエントリ
コウノトリ湿地ネットブログのトップへ
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

コウノトリ湿地ネットブログ - moriさんのエントリ

11月21日(日曜日)の午後
湿地南側の戸島営農組合の田んぼに
香住高校よりフナをいただき



戸島地区の子供たちにより放流されました。

この田んぼは冬季湛水をされていて
戸島ペア(J0294とJ0391)がよく舞い降りています。



これから、餌場が少なくなる冬場に向かい
戸島ペアにとっては、嬉しいことです。



戸島営農組合は、平成19年1月21日に設立され
『コウノトリ育む農法』でお米を作られています。



今年のミズアオイまつりには
まつり前日に稲刈りをされ、
『嫁恋し米』と名付けたお米を販売されました。
来年も、収穫を楽しみにしています。

♬ ♪ 新・戸島営農組合 嫁恋し米の歌 ♪ ♬

(ミズアオイまつりの時に作った歌に4番が出来ました)

はぁ?ぃ、手拍子 

戸島のお米 嫁恋し米
ねっちり むっちり おいしいご飯
三度 三度と食べるうち
こわぁぃ妻が かわいぃみえる
あぁ 嫁恋し 嫁恋し

戸島のお米 嫁恋し米
肥沃な土地に 育ったお米
美味しい 美味いとお代わりすれば
憎らし嫁も 愛おしぃなる
あぁ 嫁恋し 嫁恋し

戸島のお米 嫁恋し米
水害 塩害 へこたれません
苦難をともに こころはひとつ
妻と嫁の 姿が浮かぶ
あぁ 嫁恋し 嫁恋し

戸島のお米 嫁恋し米
コウノトリ育む 田んぼにフナ泳ぎ
3年連続 ヒナ巣立ち
コウノトリの子育て 見つめ
あぁ 嫁恋し 嫁恋し
                 
                     作詞: 森 薫 
                          「どなたか、曲を・・・お願いします」 ナンテ・・・ 

       

11月21日(日曜日)午前
コウノトリKIDSクラブの皆さんがやって来ました。

コウノトリKIDSクラブは、市内に住む小学3年生?中学2年生を対象に
湿地にすむ生き物の生態や、自然について学習し、
クラブを体験した子どもが次の参加者を指導するなど、
コウノトリの野生復帰に関心を持つ子どもたちの育成を目的とされています。

6月の結成式から、コウノトリをじっくり観察され
7月からは、ビオトープ(生物生息空間)での生物調査、
湿地整備、冬鳥調査などを体験され
来年3月まで活動は続きます。

まず、湿地の仕組みをお話し
中島専門員さんよりプログラムの説明を聞き
 


早速、ウエイダーに着替えます。



まずは、水路に入れてあった竹筒を引き上げます。
「なんか、入っとる!」
「ウナギだぁ?」



マハゼ、モクズガニも入っていました。



それから、昨日の午後仕掛けておいた定置網を引き上げて
生きもの調査をします。



みんなで力を合わせて水を運び
種類ごとに分けていきます。



今回は、12月に樹脂封入標本を作る為に
それぞれが選んだ生きものを残し
後は湿地へ返します。



選んだ生きものと自分の名前を書き
12月に樹脂封入標本を作るそうです。
樹脂封入標本は、
虫やその他の亡骸を透明な樹脂の中に封入し、
半永久的に保存しようというもので
完成後も、気軽に触れる標本とのこと・・・



学校や地域で、生きものや環境に関する教育が行われていますが、
担当の先生の異動や、講座が終了すると、
子どもたちの関心も薄れてくることが課題となっています。
そこで、『コウノトリKIDSクラブ』では
子どもたちの好奇心や関心がつながるように工夫され
中島専門員さんを中心に、
「命のリレーのバトンをしっかり渡したい」と
豊岡市コウノトリ共生課全力で取り組まれています。
私たち市民も・・・日常の中で・・・・
どうか、コウノトリKIDSクラブのお父さん、お母さんから
よろしく 

=コウノトリKIDSクラブの皆さんへ=

 今日、生まれて初めて着たウエイダーで湿地に入り
 水圧を体験し、生きものに触れましたね。
 濁っている水の中に、こんなにたくさんの生きものがいて
 命がつながっていることを実感されたことと思います。
 その中のひとつの命をいただいて・・・
 どうか、標本が出来上がったら
 きれいに、きれいに磨き上げ
 生きものの世界を心の中に描いていてほしい・・・
 
コウノトリ野生復帰の取り組みは、前ばかり見ていた私に
『上』を見ることと
『下』を見つめることを教えてくれました。


11月19日(金曜日)午後
大阪市より、貸切バスに乗って
NPOシニア自然大学 ビオトープ科の皆さまがお越しくださいました。

平成6年5月、大阪自然環境保全協会に大阪シニア自然大学開講され
「人と自然を大切にし、仲間と行動します」のスローガンを掲げて 
平成20年6月にNPOシニア自然大学 となりました。
その中の、ビオトープ科は水質調査や植物観察会をされ
生態系保全のためにビオトープの普及と啓発活動を活発にされています



観察棟から湿地を周り
管理棟でコウノトリの繁殖の様子をお話しました。
皆さん、野鳥や植物に詳しく
私の方が、いろいろと教えていただきました。
湿地管理の苦労も共有してくださり
次回は、作業もお願いしました。

皆さんと湿地を一周して、
皆さんの日常は、豊かに充実してお過ごしのことと思いました。
私も・・・頑張りますね。



地区役員の一人・磯崎茂さんは、重機使いの達人です。
11月14日の日曜日、
昨年に続いて谷の奥・カヤノで小規模池の造成作業を行いました。



今年も兵庫県立大の三橋弘宗先生に立ち会ってもらいました。
谷入口付近での畦の設置などは、スコップを用いた人海戦術が基本ですが、
ここではユンボが主人公です。
湧水がありそうな箇所を見つけ、あるいは水が流れている側、
山際などに次々と穴を掘ってもらいます。
もちろん、設計図なんてありません。
あらかじめ、「ここに穴を掘ればアカガエルが産卵するだろう」と睨んでいた個所を、
磯崎さんに重機で掘ってもらうのです。
 地面を指差して、「ここをお願い」「この辺をこんな風に」 指示は、ほとんどゼスチャーです。
それを彼はうなずくだけ。
 
     
                                                  「段差の下側に池を掘る」

それだけで、こちらの意を100%汲んだ池があっという間に出来上がります。
仕上がり具合に誰も文句ありません。
(これは当たり前で、誰も(三橋先生さえも)イメージに描いているだけで、
この形状が正しいとの確信はないですからね。だから自然再生は面白いんだ) 
新たに掘られた池は12。おそらく来年2月には昨年の池同様に卵塊で一杯になるでしょう。

                                  ※三橋先生、顔が欠けててゴメンナサイ。
 
 しかし、ここでは生物ではなくて磯崎さんの「技術」を重視したいと思います。
重機を操る様は、まるでハンドルが体の一部のように見えました。
だから、こちらとのやりとりが会話のようにスムーズにいくのでしょう。
横で見ている者は、一様に「あれは、頭で考えてできるものではないな。
判断する以前に手が動くのだろう」などと、無責任発言しながら称賛していました。
 

                                     「予定外の河川改良工事も速攻・完成」

 磯崎さんが重機に乗って 日本中に行けば、各地の生きものが喜ぶんだろうな。
 


 
谷の入り口から西光寺を左に見ながら200mほど歩くと、谷は2つに分かれます。
この分岐点の左(北)にあるのが写真の畑跡です。今は耕作されていませんが、
シカ柵が張られていますので、最近まで野菜を作られていたことがうかがえます。


 
山の斜面を利用して段々畑が作られているのですが、
ていねいに築かれた石垣の綺麗さは天下一品です。
「耕作できる面積はわずかなのに」「こんなに苦労して石を積み上げるなんて」 
外部の人間からは、つい収穫量に比して過剰投資ではないかと思ってしまいます。
でも、これが田結地区に生きる人の普通の術なのでしょう。
細長い谷の両側には急峻な山が迫っています。しかも石がゴロゴロ転がっているので、
とても良好な農地にはなりそうにありません。
そんな劣悪土地に人力で石垣を築き、わずかばかりの耕地をつくり、農業を営んでいく。
黙々、黙々とクワをふるい、水を運び、肥をやって作物を育てられていたのでしょう。
そして、その横には小屋が建てられ、お地蔵さまが祭られています。
 
私には、この一画を見るたびに、
この地の人々の自然(土地)に対する態度が分かるような気がするのです。
それは、「共生」というのでもなく、「自然に抱かれる」ともちがう。
「つつましく、礼儀正しい」と表現するのがしっくりくる。
つまり、この谷での人々の労働は、
「自然への作法」のようなものによって成り立っていると感じられるのです。
 
11月15日の夜、地区の人々に対してコウノトリ野生復帰の話をする会があったのですが、
終わった後、榎本副区長からマツバガニをごちそうになりました。
「話をしてくれたお礼に、海の幸を食べてくれ」と、
地区役員を含めた10数名にふるまわれる姿は、
(こう言うと、氏は照れて否定されるでしょうが)男気だけでは言い表せない、
「大きな自然の中での作法」が脈々と貫かれているように思ったものでした。