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コウノトリ湿地ネットブログ - 最新エントリー

9月10日(金曜日)午前8時30分
ミズアオイの花が、しっかり開花しているのを見つけました。

朝夕、少し涼しくなり・・・もしかして?と
湿地内を歩いてみると
葉っぱは、いちだんと枯れていましたが
蕾がふくらんで、花を咲かせていました。

日照が続くと、葉っぱの表面は60℃にもなるそうです。
焼けたような葉っぱが、いじらしく・・・
葉は枯れても、精一杯咲きたい、咲きたいと言っているような花も、いじらしく・・・

ミズアオイまつりの終わりに
「絶対に花は咲きますよ」と言われたことを思い出し
信じて待つことの大切さを想いました。

9月13日(月曜日)午前8時30分
水位が高く、葉っぱの色も茶色に変わっていました。

ミズアオイの花は、蕾のまま枯れかけています。

大きな葉っぱに守られて
水にのみ込まれないように、
懸命に蕾のまま踏ん張っている一輪をみつけ・・・

さぁ、私も頑張ろう。


13時30分より
「私だけが知っているコウノトリ」と題した座談会が開かれました。
司会の佐竹さんより
「地道に、コウノトリについて学び、
具体的な技術や知識を身につけていきたい」と話され
コウノトリをよく見ておられるお二人に『おはこ(十八番)のコウノトリ』のお話を伺いました。

まずはじめに、『記者が考えるコウノトリ』と題して
放鳥前から、コウノトリの取材をされてこられた
読売新聞の松田記者が、下記のとおりに話されました。

4年目の繁殖向かえ、今まで大切に育て
力拳を握り締めながら見守ってきた。
今後は実験的な試みが必要ではないか。

今までの営巣した巣塔を、
『他のコウノトリの動向が見えやすい場所なのではないか』との仮説を基に
巣塔ごとに検証されました。
・百合地・・・いろいろなコウノトリが通過するところだが、
      三江小学校から出石町北部まで見渡せる。
・日 撫・・・兵庫県立コウノトリの郷公園管理・研究棟がよく見える。
・赤 石・・・玄武洞から野上、福田まで見渡せる。
・伊 豆・・・百合地から香住の手前、小坂地区まで見える。
・野 上・・・コウノトリ飼育センター上空は他のコウノトリのの出入りが見える。
・戸 島・・・円山川河口域の監視が可能。
以上のことから、それでは『なぜ他のコウノトリを監視する必要があるのだろうか』と考えると
昨年の戸島人工巣塔のヒナ襲撃の例からみて
『生態系の頂点に立つコウノトリは他の鳥に襲われることはなく、
コウノトリの敵はコウノトリなのでは?』という結論になった。

これまでは、繁殖が絶対条件だったが、
これだけ毎年繁殖が続くと「試して」みてもいいのではないか。
実験的な取り組みとして、2つの提案をしたい。
(1)平地に立てていた巣塔を、斜面に立てたり
 複数の巣塔を近接した場所に立て、どれを選ぶかを試して
 コウノトリが使った巣塔と、使われない巣塔の
 何が違うのかを検討してみる。
(2)幼鳥は巣立ちをして、すぐに遠くまで飛んでいる。
 今の時点では、住民による目撃情報しかないが
 電波発信機を幼鳥に付け、追跡してみる。
 ※今年長野県まで飛来したJ0016は、長野?福井までを1日で移動していることが分かった。
  長野?福井の間には、3,000メートル近い山があり、アルプスを越えて飛来したのか
  日本海周りで飛来したのかが目撃情報がないから分からない。
  コウノトリの飛行能力が発信機を付けることにより
  おもしろいデータが取れたのではないか。
  現実離れしているとは言わずに、検討してみることが必要ではないか。

現在、豊岡のコウノトリの飛来地は全国47都府県のうち
半数以上の26府県に及ぶ。(通過地点を含む)
関東地方には飛来していない。
全国に働きかけて、コウノトリが生きていける環境を創っていかなければと思う。

関東では、鳥類保護に取り組む市町村がグループになって
環境整備おしたうえで、コウノトリを放鳥しようと
27市がネットワークを結んでいる。
また、佐渡市・周南市・小浜市・西予市・倉敷市・上郡町・朝来市など
全国で仲間が増えつつある。

そして、韓国でも2012年に放鳥が予定されている。
大陸と日本のコウノトリが、自然に交じり合うことで繁殖に結びつき
韓国とロシア、中国とつながり
本来のコウノトリの渡りとしていくことで
日本のコウノトリが安泰になると思う。

最後に、ひのそ島でヘラサギとコウノトリ
サギ、カモなどの水鳥が集まっている写真を見せて頂き
「この写真のような風景が、何年かかるかもしれないが
全国で当たり前に見られるように願いながら、日々取材している」

日常的に熱心に、コウノトリを観察しておられるから
このように、戦略的に東アジア全体の中で
コウノトリの種を安定させていこうという発想が、湧き出てくるのだと思いました。
松田記者の願いのこもった記事を、これからも楽しみにしています。

ニッタン(J0003)を探し、百合地のヒナへの花火の影響を心配し・・・
コウノトリを愛し、仲間を愛し、豊岡を愛し、
家族を愛するお父さんの背中を、3人の娘さんが見つめています。
わが子にしてやれること・・・最も大切なことを教わりました。

次に、コウノトリ郷公園の佐藤飼育員による
『私だけが知っているコウノトリ』で
佐藤主任飼育員は、同公園西公開ケージへの給餌の合間に観察し、
野外のコウノトリの飛来を月別に集計されたことを基に講演されました。
1月を中心に冬場は、同ケージに飛来して飼育コウノトリ用の餌を取ることが多く、
5月前後は減るが、
8、9月は再び飛来数が増えた。
餌に執着する傾向のある雄の飛来が目立ち、
野外で巣立った幼鳥より放鳥コウノトリが同ケージに来るケースが多いと話されました。
 
「冬は積雪で、夏は稲の丈が伸び、それぞれ水田で餌が取りづらくなる。
5月は田植え前後で稲の丈が低くて水田に入って餌を取りやすいから、
公園に戻らなくてもいいのだろう。
川で餌取りしやすくなれば、公園への飛来も減るかも」と指摘されました。

また、放鳥コウノトリが餌場を見つけ、
野外で巣立った幼鳥も一緒に餌をついばむ例も多いとし、
「福井県など他の地域で放鳥を計画する際、
放鳥コウノトリに『先生役』で餌場を見つけさせ、
幼鳥など他のコウノトリを引きつけるという点で参考になる」とまとめられました。

そのほか、コウノトリの捕まえ方(足環付けのためや、怪我をした際)を
テント仮設ケージでの捕獲と、
ネットランチャーでの捕獲の2通りを説明され
・2種類の捕獲方法には、長所・短所があり、状況に併せ方法を選択する。
・2種類の捕獲方法を用いることにより、多くの場面で捕獲が可能となる。
・捕獲は、地域住民・地主・行政機関等の協力が必要となる。協力を得るため
 十分なアナウンスが必要となる。
・餌付けなどの技術習得が今後の課題となる。
・更なる個体への負担軽減を目標に、技術を習得する必要がある。

「よく出来てあたりまえ」という捕獲の苦労を想い、
飼育員としてのご苦労も多いと思いますが・・・
豊岡で、(世界中で)コウノトリのことを一番良くみておられるのが佐藤さんだと思います。
佐藤さんには、もっともっと多くの人にコウノトリの話をして頂きたいです。
コウノトリのために、猛暑の中
黙々と草刈りをされている姿を見ていると・・・
コウノトリも遠い空から、眺めているのでは?と思えてきます。

こちらは、コウノトリと会話が出来そうな・・・と
思えてしまう、北垣さんと加古川の澤田さんです。
猛暑の中、3羽のヒナを巣立たせた百合地ペアの様子をお話下さいました。
「1羽目の巣立ちは、全然巣立ちの素振のない日に、遊んどったら風が吹いて飛んじゃった。
2羽目も1時間後につられて飛んで・・・3羽目は誰も見ていないうちに突然飛んで・・・見失い
翌日探していたら・・・土砂置き場から歩いて出てきた。
猛暑の中、よぅ生き抜いた。感心する」と北垣さんの楽しく親しみの込められた報告です。
また、「親鳥が水をいっぱい含んできて、ヒナの頭にかけてやることを
午前中に4?5回していた。このことが、暑さに負けずにヒナを育てたのではと思う」
「今まではよくオスとメスが喧嘩をしていたが、今回の繁殖ではけんかをしなかった」
「オスが真面目に子育てした」など
熱心によく見ておられるからこそのお話を、伺いました。

目撃情報でおなじみの花谷さんは
なかなか人前ではお話を・・・ですが、
五条大橋から南は花谷さんの観察場所で・・・と伺うと
「コウノトリを見続けていると、その鳥の個性がよく分かるようになった。
J0363は、コウノトリ郷公園の西公開ケージに行かずに、ひたすら自力で餌を探している。
集団の中には入っていかないが、他のコウノトリが近くに来ても嫌がらない」
J0363と花谷さんとは、共通点があるような気がします。
ご夫婦でワークホーム大地さんを応援される、あたたかいお人柄にはいつも感心しています。

花の咲かないお祭りでしたが・・・
管理棟の中では、たくさんの花に囲まれているようでした。

片付けをして帰り際に来られた、80代のご婦人が
「涼しくなったら、咲きますよ。絶対に」

『花はね、じ?っと待っています』
疲れていた体に、心に・・・沁みました。

第2回ミズアオイまつりは大勢の方の協力で、盛会に終わりました。
ありがとうございました。



9月5日(日曜日)
『第2回ミズアオイまつり』を開催しました。
可憐なミズアオイの花を鑑賞しながらのひとときを、
楽しんで頂きたいと準備を進めてきましたが、
花芽が出ずに、葉っぱも枯れかけています。

花を楽しみにお越し頂いたのに、花が咲いておらずに
がっかりされる方が多いのでは・・・と
一時は、中止に?とも考えましたが
ご案内した方々には、事前に状況をお知らせして
猛暑の中で開花を待つミズアオイを見て頂くことにしました。

戸島地区の皆様、ワークホーム大地の関係者の皆様
豊岡市コウノトリ共生課の係長さん、
コウノトリ湿地ネットのメンバーは
午前8時に集合して、テント張りから始めます。

連日の猛暑にくわえ、ここ一番の暑さの中
早朝より全員、汗びっしょりで準備をします。

戸島地区の皆さんは、『たこ焼き』と『ジュース』
そして、昨日稲刈りをされた『嫁恋し米』の販売をされ
たこ焼きの、いぃ?い匂いがお祭り気分を盛り上げてくれます。
猛暑の中でのたこ焼きは・・・心のこもった、熱くて美味しい『たこ焼き』です。

昨日刈られた新米をいただける、この贅沢と
私も早速買い求め、夕食にいただくと
もっちり、ねっちり、味のある・・・美味しいご飯に感激!しました。

美味しいご飯をいただいた嬉しさに、お恥ずかしながらの・・・歌をひとつ

 題しまして l& ♪ 戸島営農組合 嫁恋し米の歌 ♪ l& 

はぁ?ぃ、手拍子 

戸島のお米 嫁恋し米
ねっちり むっちり おいしいご飯
三度 三度と食べるうち
こわぁぃ妻が かわいぃみえる
あぁ 嫁恋し 嫁恋し

戸島のお米 嫁恋し米
肥沃な土地に 育ったお米
美味しい 美味いとお代わりすれば
憎らし嫁も 愛おしぃなる
あぁ 嫁恋し 嫁恋し

戸島のお米 嫁恋し米
水害 塩害 へこたれません
苦難をともに こころはひとつ
妻と嫁の 姿が浮かぶ
あぁ 嫁恋し 嫁恋し      
            
    作詞作曲:森薫(歌ってほしい方は、管理棟まで)ナンテ・・・うそうそ。

こちらは、ハチゴロウの戸島湿地北側の畑のオーナー主婦で
食生活研究グループのお二人です。
野菜や加工品などを販売されます。
慣れた手つきで出店準備中。

あい子さんのかき餅を、オーブントースター(電子レンジでもいいらしい)で
焼いて頬張れば、優しいお母さんの味がします。
薄く切るだけでも・・・大変。

次は、ワークホーム大地の関係者のご夫婦。
早朝より、テント張りからお手伝い頂きました。

ラスクは、ほんのり甘く、サクサクです。
玄武洞の玄さんのネームタグや、
特性のコウノトリの絵葉書を販売されます。

たこ焼きは、昨年に続き安くて好評で
「今年も楽しみにしていました」と売れ行き上々です。

沢庵漬けに高菜漬け、梅干、らっきょう、ゴーヤの佃煮などの
てしおにかけた品々と
ナス、キュウリ、カボチャ、タマネギ、じゃがいも、金時豆が並びます。
シイの実ほどのらっきょうの、根を取る手間を想い浮かべ
畑の宝と、作り手の想いを、味わいながらいただきました。

手作りラスクは、シュガー、シナモン、ガーリック、ゴマと
種類も豊富です。
出石町の障害者作業所ワークホーム大地の皆さんが作られ
日曜日でしたので、支援を続けられておられる方たちが販売されました。

とにかく暑い一日で、お客様も汗びっしょり。
子供たちへは、楽しいシャワーのサービス?がありました。

賛助会員として支えてくださる、株式会社西村屋の社長さんは
『おかえりコウノトリ』の本を多数お買い上げ下さり
その中の1冊を、保育士として働く私の姪っ子にプレゼントして下さいました。
ご好意を胸に・・・ぜひ、多くの子供たちに読み聞かせてほしいもの。
著者と一緒に記念撮影。著者はなぜか?ラムネを持っています。

お隣の『但馬焼き』さんでは、のみの市が開かれ
とても可愛い一輪挿しを見つけました。
野の花が、あるがままに美しく映える器に囲まれて・・・暫し休息。

わらび餅が振舞われ
焼き板の上にランチョンマットが敷かれ、
冷たい麦茶に美味しいわらび餅。
そして、さりげなく・・・小さな花器に野の花が・・・
食いしん坊の姪っ子の、この幸せそうな顔。
いい雰囲気の中では、お上品に見えますよ。

土の匂いをほのかに感じ、但馬焼きさんのあたたかいお気持ちを感じ
午前中のミズアオイまつりは、幸せな幸せなひとときとなりました。

花の咲かないおまつりの開催を、躊躇っていた私でしたが・・・
湿地の南側で、枯れかけた葉の中で咲く花を見つけられた方が
「健気に咲いていて・・・」と何度もおっしゃり
「おまつりを中止にしないでよかった」としみじみ思いました。
自然を受け止めるという寛容の心と、
健気に咲く花への、賛美の気持ちを忘れかけていた自分を
反省したひと時でもありました。



9月3日(金曜日)の午前
農村生態工学研究部会の皆さんがお越し下さいました。
農村生態工学研究会は、
農業土木学、農学、生態学などの関係者が集い、
農村生態工学(農村生態系に適応して生育・生息する生物群集の保全および農村生態系の修復と、
生産と生活の場である農村の振興という、二つの目的を融合的に研究するための「学」)を
構築する場として、研究部会を設立されました。

活動内容は
(1)共同研究の実施
(2)研究会、シンポジウムなどの開催
(3)研究成果の刊行、配布
(4)研究部会誌の発行
(5)その他、目的達成に必要な事業
です。

今年度も「農業農村工学会の全国大会」の日程にあわせて、
農村生態工学研部会の催しを下記のとおり開催されました。
テーマは環境配慮(生態系保全)施設の順応的管理で
水谷正一教授のもとに進められました。
概要は
『水田整備等の生態系保全の取組に関し様々な工法等が考案され対策が講じられてきた。
これらは、科学的な検討を経て実施されてきたものの、
事前予測と異なる生態系の反応や周辺状況の変化等により、
機能が十分に発揮されていない場合もある。
このため、モニタリングを通じて、
必要に応じ施設の修正や補修を行う「順応的管理」が重要である。
本セッションで順応的管理の取組事例や今後の展開方向について議論する』
現地調査として
・ハチゴロウの戸島湿地
・赤石地区(生態系保全型水田整備推進事業実施地区)
・兵庫県立コウノトリの郷公園
に来られました。

兵庫県但馬県民局豊岡土地改良事務所の柱谷課長さんが
戸島湿地の仕組みを説明され
コウノトリ湿地ネットの佐竹代表は
「順応的管理」と「みためし工事」の共通性にふれ
『生態系再生のための実験等は、
みためしの方法でいろいろと試してみて
結果を観察し、その上で次のステップを皆で考えながら進めていくという
考え方はとても大切で、このことは順応的管理につながるのではないか。
自然再生には公共的な工事の概念よりも
ボランティアやNPO、地権者等と、
どうした良いかを、お互いに知恵を出し合って議論しながら
進めていく方法が良いと思う』と話されました。

自然再生には、緻密な設計図を描いて、
そのとおりにすれば良しという方法ではなく、
実際に現場に入って、いろいろと一緒に考え、
ああだこうだと議論しながら、
試行錯誤していくことが大切だということを分からせていただきました。

身近なところで取り込みながら、現場で生じるいろいろな問題を、
多くの方々に共有して頂き、確認を重ねていくことが大切なのですね。




8月26日(木曜日)
川嶋建設さんにお願いして
幹線水路をグリ石で堰きとめる作業をして頂きました。

水路を遮断することにより
淡水域に入ってきた生きものを
湿地内に留めておくために
一部の水路で試す試みです。
湿地内へグリ石を運ぶのは困難なことで
まずは、農業用水路を鉄板で覆い
その上にグリ石を落とします。

そして、湿地内に一輪車が通れるほどの板を敷き

一輪車にグリ石を乗せて運び

水路に入れていきます。

ハチゴロウの戸島湿地は
海?河川?潟?水田?山林?湿地とがつながりあって
多様な生物相を形成しています。
そして、コウノトリの餌場として
採餌環境に配慮した湿地です。

良好な餌場となるように
湿地内に生きものが留まってくれるようにと願っての試みです。

猛暑のなか、若い衆3人組の息のあった仕事に
感心して見とれていました。
感謝。