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コウノトリ湿地ネットブログ - 活動報告カテゴリのエントリ

2月19日(土曜日)
コウノトリ郷公園のご協力を得て
野外コウノトリ確認調査を行いました。

前日(2月18日)の目撃情報では

J0001・J0002・J0009・J0011・JJ0013・J0014・J0015・J0016・J0019・J0020

J0021・J0024・J0228・J0275・J0294・J0296・J0362・J0363・J0381・J0382

J0384・J0389・J0391・J0403・J0408・J0428・1-A・

合計 27羽 確認しています。

前日に見つからなかった個体を、意識して探していきます。

ホームページや新聞を見て・・・と参加してくださった3名の方と



コウノトリ共生課の方3名の協力を得て



総勢18名での調査となりました。



まず、佐竹代表から地区割りの説明を受け、
3人一組となり出発します。



目撃情報網を使い発信し、2時間後に集計すると

19日正午、確認個体

J0001・J0002・J0004・J0008・J0009・J0011・J0013・J0014・J0015・J0016・J0020・

J0023・J0024・J0228・J0275・J0294・J0296・J0362・J0363・J0381・J0382・J391・

J0399・J0403・J0405・J0426・J0428・エヒメ・1-A・

合計 29羽 でした。



時間のある人で昼食を囲み、座談会。
コウノトリ談義が始まります。
日常的にコウノトリの観察を続けておられる方から
コウノトリの個体ごとの特徴などを教えていただきました。
また、下記のように
・四季を通じてさまざまな餌場が必要となってくるが、地域がコウノトリを受け入れられるかが
 要となってくる。
・1羽が1年を通じてどんな動きをするのか調べてみたい。
・コウノトリの採餌を観察していると、採餌と休憩の時間は五分五分のような気がする。
 もっと詳しく調べてみたい。
・各地で放鳥されたとき、いろんな問題がでてくると思うが、そのときに豊岡の経験が生かされるよう
 になりたい。
            
希望や課題も語り合い、充実したひと時を過ごせました。

最後に今日の調査の結果
現在豊岡で暮らしているであろうコウノトリのうち

今日確認できなかった個体は

J0012・J0010・J0017・J0021・J0025・J0384・J0389・0408
の8羽で

この8羽は、2月12日?18日の間には確認されていることを確かめ合い
この冬を頑張って生きたコウノトリに思いを馳せて散会となりました。

夕方、岡山でJ0006とJ0019を探す林さんに電話をかけ
J0019の確認を教えていただきました。
「J0006は今日もいない」とのこと・・・
夕方になっても連絡がないため・・・ひとりで車を走らせ・・・と、心配していました。
彼女の気持ちを考えると、電話をかけるのが躊躇われましたが・・・
J0019の貴重な情報を頂きました。

豊岡では、大勢の参加でしたが
岡山では・・・
「林さん、ありがとうね」 
「倉敷コウノトリの会の皆様、ありがとうございます」

19日18時、確認個体

J0001・J0002・J0004・J0008・J0009・J0011・J0013・J0014・J0015・J0016・J0019・

J0020・J0023・J0024・J0228・J0275・J0294・J0296・J0362・J0363・J0381・J0382・

J391・J0399・J0403・J0405・J0426・J0428・エヒメ・1-A・

合計 30羽 でした。

野外個体数44羽のうち、30羽を確認しました。

倉敷で暮らすJ0006
豊岡で暮らすJ0012・J0010・J0017・J0021・J0025・J0384・J0389・0408 の9羽が未確認。

J0003・J0022・J0400・1-B・足環なし1 の5羽が不明です。

全国のみなさん、コウノトリを見つけられたら
連絡をくださいね。

どうか、よろしくお願いします。

最後になりましたが
3名の市民のみなさん、
「コウノトリのことは、分からんけど運転手なら」
「何も分からんけど・・・いいですか?」
 『地域でコウノトリを見守っている方』が
参加していただき、嬉しかったです。
コウノトリ共生課の課長さんも
日高周辺を探してくださり
多忙のなかコウノトリ共生課の皆様も参加してくださいました。
そして
資料等を提供してくださった
コウノトリ郷公園の大迫先生
情報を提供してくださった
コウノトリ文化館の皆さま
ほんとに、ほんとにありがとうございました。



本日2月10日午前11時50分に、とうとうコウノトリ1羽がくくい湿地
給餌場所に飛来しました。
やった!!
個体はJ0002です。
朝給餌した餌は、全部、ここに住み着いているアオサギ君がたべてしまいました。
そのあと、11時過ぎに、再度給餌しました。たくさんの雪をスコップでいじったり、
桶の餌を用意したりしているところを見ていたようです。

給餌場所を離れて、振り向くと、そこに1羽のコウノトリが・・・・。

嬉しいです。やり続けてよかった。

仲間をいっぱい連れてきてね。

   2月8日(火曜日)の午後
   佐竹代表と宮村さち子パタパタ編集長と事務局の森、3名で
   コウノトリ郷公園の江崎研究部長に下記のとおり文書で
   コウノトリの餌量についてのお尋ねを依頼し、
   野生復帰についての意見交換をしました。

2011.2.8
 兵庫県立コウノトリの郷公園
 園 長 山岸 哲  様
コウノトリ湿地ネット
代 表 佐竹 節夫
 
コウノトリが健康に暮らすために必要とする餌量について(おたずね)
 
 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 さて、豊岡市内には、現在、飼育下から放鳥されたもの、野外繁殖したもの、さらに大陸から飛来したもの、合わせて40羽以上のコウノトリが暮らしていますが、その相当数は給餌に頼っているのが実情です。そのため、コウノトリが自立して生活できるよう、地元に住む私たちも自然再生に取り組んでいるところです。
しかしながら、現時点の自然再生の進展下では、豊岡の自然環境はまだまだ回復していないと考えており、果たしてこのような多数の個体が健康に生息できるのか確信が持てないのです。とりわけ、水田や水路が雪で覆い尽くされる冬期については、数少ない餌生物を捕獲することも困難と思われ、命を維持することも危ぶまれると心配しています。
そこで、私たちは、そもそもコウノトリが生きていく上に必要な餌量とは、一体どのくらいなのかを知る必要があると考えました。しかし、私たちにはそれを算出する術も知識も持ち合わせておりません。
つきましては、ご多忙のところ恐縮ですが、ぜひ下記事項についてご教示賜りたく、お願い申しあげます。
 
                                                        記
 
1.お尋ね事項
(1)コウノトリの通常の基礎代謝に必要なエネルギー量と餌生物量
     (2)厳冬期におけるコウノトリの基礎代謝に必要なエネルギー量と餌生物量
 
 ※もし、可能でしたら、繁殖、渡りに要するエネルギー量は通常と異なるか否か、基礎代謝量の蓄積は可能か(どのくらいの期間、食べなくてもいいのか)についても、併せてお答えいただければ幸いです。
 
    江崎部長からは、コウノトリ野生復帰にかかる研究への力強さを感じました。
私たちが、日ごろから悩んでいたことや、心配していたことが
ひとつづつ解明されていくことを期待しています。


 

市内2か所で給餌を始めました

1月27日に鳥インフルエンザ対策で、コウノトリ郷公園西公開の給餌が中止になりました。
雪は1ケ月余り、降り続いています。一面の雪が消えるときがありません。

これまで、西公開の給餌に集まっていた野外のコウノトリたち、そして
給餌に頼ることなく、頑張っているコウノトリたち、共に、このままでは
飢え死にしてしまうのではないだろうか。


(2月2日、東浦ビオトープで採餌する381と足輪なしの2羽)


(2月2日 野上センター前のハス田 このわずかな水場で採餌していた)

そこで湿地ネットとして給餌を始めることにしました。
まず、これまで郷公園で食べていたコウノトリたちへの給餌。ここには
昨年生まれで、野外での採餌に慣れていないと思われる幼鳥たちも含まれます。

それから、郷公園へ帰ることなく野外で頑張ってきたコウノトリたちへの給餌。
野外で給餌に頼っていない個体がいるグループは二つ。出石町と福田です。
出石町に関しては、ずっと観察をしている方からの、「どうにか、川などを
利用して採餌しており、飢え死にまではしないで済みそうだ」とのことから
福田の野外個体に給餌をすることにしました。給餌は地元の方たちの協力を得て
やってもらうことになりました。

郷公園の地元祥雲寺でも、地元の方から、心配で給餌したい、との話がありすすめて
いましたが、鳥インフルエンザで隔離したコウノトリに近いということで
祥雲寺での給餌はできなくなりました。
そこで、祥雲寺から2kmほど離れた、くくい湿地での給餌を始めることにしました。
ククイ湿地は湿地ネットが管理し、年間コウノトリたちが採餌に訪れる場所です。



(雪に覆われたくくい湿地)

どちらも辺りは雪だらけ。まずは除雪から始めなければなりません。
くくい湿地は湿地に至る道は、深?い雪におおわれています。2月初めで
80センチはありました。
2月4日は朝から除雪。とりあえず、給餌できる場所を確保するために、せっせと
雪かきです。湿地に行くのも、川を越えて、(橋がないので、川に降り、またよじ登ります)
一仕事。やっと辿り着いたのは、川の水が引き込まれて流れ込むため、雪がわずかに融けている
場所。お、コウノトリの足跡があるではないか?もしかしてサギかも・・・。



(足跡がありました)

辺りの雪を踏んで、場所を確保し、餌のワカサギを桶に入れてきました。
2時間ほど、待っていましたが、コウノトリはやってこず。そんなに簡単には
やってこない。
翌日会員がせっせと道路を除雪し、道はどうにか確保できました。



(7?80メートルありました。まるまる、半日かかったそうです)

次の日から、朝様子を見に行き、無くなっていれば補充するようにしています。
まだ、コウノトリが食べるところは確認できていません。
アオサギが食べているところは確認しましたが。


(雪を踏んで、水面を増やし、コウノトリが見つけやすくしたのですが・・・)


(深い桶にして、コウノトリ以外の鳥たちが食べにくくしています。でも必死なサギは食べています)



(餌はワカサギをやっています。市場から仕入れて)

早くここに餌があることを知ってほしい。
コウノトリたちの飛行コースにもなっているところです。ここは、頑張って
続けることが重要だと思っています。
 


コウノトリの生息地を全国に広げる市民かいぎ宣言

私たちは、全国各地において、それぞれのグループで、コウノトリが生息できるよう湿
地づくりに取り組んでいます。この第4回コウノトリ未来・国際かいぎの場で、市民の立
場から、コウノトリの生息地拡大に向けた宣言をする機会が得られたこと感謝します。
私たちは、2010 年10 月29 日に、ここ兵庫県豊岡市において83 名の参加のもと、「コウ
ノトリの生息地を全国に広げる市民かいぎ」を開催しました。そして、渡良瀬、鴻巣、越
前、小浜、豊岡、倉敷、西予など、各地での自分たちの取り組みを報告し、成果と課題を
出し合って、これからのより良い方向性を見出すべく話し合いました。
コウノトリが舞い降りた先々では、どこでも温かく迎えられています。このことは、コ
ウノトリ自身がいかに魅力的な鳥であるかだけでなく、コウノトリが、いかに自然を愛し、
農業を営み、共生社会を志向する多くの人々に力と勇気を与えているかの証拠でもありま
す。だからこそ、各地で様々な人間ドラマが展開されているのです。
コウノトリの観察・保護に取り組む市民団体、化学肥料に頼らない農業を展開する農業
者や行政、ビオトープづくりに取り組む地域も増えてきました。
また、現時点では飛来はしていなくても、コウノトリを迎え入れるべく準備を進めてい
る地域・グループもあります。
2005 年9月に、兵庫県立コウノトリの郷公園から初めて飼育下個体が放鳥されて以来、
野外で暮らすコウノトリの数は増え続けており、今日では放鳥あるいは野外で繁殖した個
体たちの46 羽が26 の府県に飛んで行っています。今後も、豊岡での繁殖個体が増えてい
くことは必至であることを考えると、今や、コウノトリ野生復帰は、全国レベルでのテー
マとなってきたと言えます。
一方、名古屋で開催されたCBD/COP10 では、生物多様性を守り、賢く利用していくため
には、市民社会がたいへん重要な役割を担っていることが確認されています。
そこで、私たち参加者全員は、次のことに取り組みます。

1. コウノトリが舞い降りる、生きものあふれる湿地をつくります。
2. 人も自然も元気になる湿地を育てていきます。
3. 市民、研究者、行政、企業など様々な力を合わせて、地域の湿地づくりに取り組みます。
4. 仲間と力を合わせ、コウノトリの生息地を広げるネットワークをつくり、世界へ広げていきます。

2010 年10 月31 日
市民かいぎ参加者一同