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コウノトリ湿地ネットブログ - 活動報告カテゴリのエントリ

くくい湿地での給餌を終了しました

2011年2月4日から始めた、くくい湿地での給餌を4月1日をもって終了しました。
今年は例年になく寒い日が3月まで続き、とうとう、3月中も給餌してしまいました。
くくい湿地でも、オタマジャクシが見られるようになり、給餌の役目も終わりと
感じ、終了しました。

今回の給餌を通じて、感じたことを少し書いていきたいと思います。

まず、経過としては、鳥インフルエンザの影響で、郷公園内、西公開での
給餌が中止されたことに加え、雪の量が非常に多く、採餌する場所がなくなって
来ていると判断し、給餌を開始しました。
野外コウノトリに対する給餌の是非が言われていますが、現在の豊岡のコウノトリは
まだまだ、野生復帰したと言えないと思います。今年の積雪など、状況に応じて
人間が援助してやることは、野生復帰への道のりの一過程と思っています。
餓死させるような事態は絶対にあってはならないことだと思います。

くくい湿地で給餌したのは、前回2007年の鳥インフルエンザ時に、郷公園が
ここで給餌したこと、また、くくい湿地には通年コウノトリが飛来していること
から、決めました。
結果としては、まず、餌を安定して食べに来るまで、1ケ月弱かかったこと、
やってきた個体は0002の1羽のみだったことです。

ここから考えられることは、給餌するには、早い段階で決定し、ある程度安定して
コウノトリがやってくる状況を作っておかないと、間に合わないということ。
それから、豊岡でのコウノトリの縄張りを把握して、何か所かに分けて給餌する
必要があること。縄張りが形成されていないところも、給餌場所として確保する
必要があること、などです。

給餌を成功させるには、選んだ給餌場所が本当に適しているか、コウノトリが
採餌できているか、給餌する人間にとって過度の負担にならないか、給餌期間、給餌量
など細かな検討が必要だと思われます。
今年の鳥インフルエンザは今年の特殊な事情とはとても思えません。これからは
毎冬必ず鳥インフルエンザを視野に入れた対策が必要となるでしょう。

次の冬に向けてさっそく、適切な給餌対策を考える必要があると思われます。

給餌の必要が無くなる時をつくり出すまでがんばりましょう。

宮村さち子

35日(土曜日)の夕方
コウノトリ文化館で、
6日から始まる写真展の準備の途中におじゃましました。

『倉敷コウノトリの会』の津崎会長と林さん
豊岡市のコウノトリ仲間が集まっておられました。




J0006の飛行ルートが展示してあります。
林さんが自ら考え、作成されました。
飛行ルートには、ちゃんと番号がふってあり
J0006の移動が一目で分かります。



北垣さんが展示を担当され、慣れた手つきできれいに並べられていきます。
その様子を、豊岡のコウノトリ仲間が見守っています。



津崎会長と林さんは、早速新聞社の取材を受けられていました。
お二人の息は、ピッタンコ!
津崎会長さんは、『倉敷コウノトリの会』の軸であり
林さんの一番の理解者です。



林さんが撮られたJ0006の写真を見ていると、コウノトリの表情が分かってきます。
それは、
林さんがJ0006と時間をかけて結んでいかれた、信頼関係の賜物だと思います。

今回の写真展は、
飛翔の姿はなく、表情を捉えた写真で構成させていて
彼女の想いが伝わってきます。

この写真展は、豊岡市がスタートです。

彼女は豊岡が好きで、好きで、大切に想い・・・
私たちは、その想いに答えているでしょうか。

かぎりなく、やさしいJ0006の表情から・・・
問われているような気がします。


3月5日(土曜日)の午後
田結地区でアカガエルの産卵状況を調べました。
田結地区から4名参加していただき、7名で卵塊の数を数えていきます。

田結地区の嶋本さんは、民家に近い右岸で742個の卵塊を数えてくださいました。



『田結地区よりのブログ』を書いてくださる大島さんは
チェッカーを使って素早く計算。



コウノトリ郷公園の菊池先生と佐竹代表は、ウエイダーを着て湿地の中へ入っていきます。



たくさんの卵塊が見つかりました。

「いち、に、さん、しぃ、ごぉ・・・」 楽しくなっていました。



田結地区の清水さんは、畦の修復を黙々とされていました。



JAL成和塾の皆さんが造られた池には、



こんな見事な卵塊がありました。すご?い 

右岸と左岸を合わせて、合計2,540個の卵塊がみつかりました。



軽トラに乗せていただき、田結地区の谷の奥
カヤノに造った池を調べてみました。



カヤノでは、オタマジャクシになっていました。



カヤノでは537個の卵塊と
ヒキガエルの卵を3つ見つけました。



田結地区は、生きものの楽園で
暖かくなるにつれて、この卵が孵化することでしょう。



調査の後は、西光寺さんのご好意に甘えて
美味しいおやつをいただき、ホッこりさせていただきました。


2月19日に確認した個体の地域を下記にてお知らせします。

個体番号
2月19日確認地域
J0001
豊岡市 野上 
J0002
豊岡市 ククイ湿地
J0004
日高町 奈佐路
J0008
豊岡市 庄境
J0009
西予市
J0011
豊岡市 加陽
J0013
出石町 寺坂
J0014
出石町 小坂
J0015
豊岡市 祥雲寺
J0016
出石町 片間
J0019
岡山県
J0020
豊岡市 赤石 ワンドB
J0023
豊岡市 倉見
J0024
出石町 宮内
J0228
豊岡市 百合地           
J0275
豊岡市 百合地
J0294
城崎町 戸島
J0296
豊岡市 加陽
J0362
豊岡市 野上
J0363
出石町 伊豆
J0381
豊岡市 加陽
J0382
豊岡市 加陽
J0391
城崎町 戸島
J0399
豊岡市 祥雲寺
J0403
豊岡市 福田
J0405
豊岡市 香住
J0426
出石町 宮内
J0428
出石町 宮内
エヒメ
豊岡市 祥雲寺
1?A
豊岡市 庄
 
昨日、確認されなかった個体のうち

・J0010 京丹後市 久美浜町
・J0012 豊岡市 大篠岡
・J0017 豊岡市 河谷

にて、20日に確認されました。

2月20日の午後
目撃情報のメンバーの仲路さんが、管理棟にJ0010の写真を届けてくださいました。
「19日は仕事で・・・」
今日、以前から気になっていたJ0010を探しに行ってくださいました。



 J0012とJ0017は、北垣さんから連絡をいただきました。
「ようけ、見つかってよかったなぁ」
北垣さんの優しい声が・・・いつまでも耳に残っています。

厳しい冬も終わり・・・春ですよ  (*^。^*)  


 
2月19日(土曜日)
コウノトリ郷公園のご協力を得て
野外コウノトリ確認調査を行いました。

前日(2月18日)の目撃情報では

J0001・J0002・J0009・J0011・JJ0013・J0014・J0015・J0016・J0019・J0020

J0021・J0024・J0228・J0275・J0294・J0296・J0362・J0363・J0381・J0382

J0384・J0389・J0391・J0403・J0408・J0428・1-A・

合計 27羽 確認しています。

前日に見つからなかった個体を、意識して探していきます。

ホームページや新聞を見て・・・と参加してくださった3名の方と



コウノトリ共生課の方3名の協力を得て



総勢18名での調査となりました。



まず、佐竹代表から地区割りの説明を受け、
3人一組となり出発します。



目撃情報網を使い発信し、2時間後に集計すると

19日正午、確認個体

J0001・J0002・J0004・J0008・J0009・J0011・J0013・J0014・J0015・J0016・J0020・

J0023・J0024・J0228・J0275・J0294・J0296・J0362・J0363・J0381・J0382・J391・

J0399・J0403・J0405・J0426・J0428・エヒメ・1-A・

合計 29羽 でした。



時間のある人で昼食を囲み、座談会。
コウノトリ談義が始まります。
日常的にコウノトリの観察を続けておられる方から
コウノトリの個体ごとの特徴などを教えていただきました。
また、下記のように
・四季を通じてさまざまな餌場が必要となってくるが、地域がコウノトリを受け入れられるかが
 要となってくる。
・1羽が1年を通じてどんな動きをするのか調べてみたい。
・コウノトリの採餌を観察していると、採餌と休憩の時間は五分五分のような気がする。
 もっと詳しく調べてみたい。
・各地で放鳥されたとき、いろんな問題がでてくると思うが、そのときに豊岡の経験が生かされるよう
 になりたい。
            
希望や課題も語り合い、充実したひと時を過ごせました。

最後に今日の調査の結果
現在豊岡で暮らしているであろうコウノトリのうち

今日確認できなかった個体は

J0012・J0010・J0017・J0021・J0025・J0384・J0389・0408
の8羽で

この8羽は、2月12日?18日の間には確認されていることを確かめ合い
この冬を頑張って生きたコウノトリに思いを馳せて散会となりました。

夕方、岡山でJ0006とJ0019を探す林さんに電話をかけ
J0019の確認を教えていただきました。
「J0006は今日もいない」とのこと・・・
夕方になっても連絡がないため・・・ひとりで車を走らせ・・・と、心配していました。
彼女の気持ちを考えると、電話をかけるのが躊躇われましたが・・・
J0019の貴重な情報を頂きました。

豊岡では、大勢の参加でしたが
岡山では・・・
「林さん、ありがとうね」 
「倉敷コウノトリの会の皆様、ありがとうございます」

19日18時、確認個体

J0001・J0002・J0004・J0008・J0009・J0011・J0013・J0014・J0015・J0016・J0019・

J0020・J0023・J0024・J0228・J0275・J0294・J0296・J0362・J0363・J0381・J0382・

J391・J0399・J0403・J0405・J0426・J0428・エヒメ・1-A・

合計 30羽 でした。

野外個体数44羽のうち、30羽を確認しました。

倉敷で暮らすJ0006
豊岡で暮らすJ0012・J0010・J0017・J0021・J0025・J0384・J0389・0408 の9羽が未確認。

J0003・J0022・J0400・1-B・足環なし1 の5羽が不明です。

全国のみなさん、コウノトリを見つけられたら
連絡をくださいね。

どうか、よろしくお願いします。

最後になりましたが
3名の市民のみなさん、
「コウノトリのことは、分からんけど運転手なら」
「何も分からんけど・・・いいですか?」
 『地域でコウノトリを見守っている方』が
参加していただき、嬉しかったです。
コウノトリ共生課の課長さんも
日高周辺を探してくださり
多忙のなかコウノトリ共生課の皆様も参加してくださいました。
そして
資料等を提供してくださった
コウノトリ郷公園の大迫先生
情報を提供してくださった
コウノトリ文化館の皆さま
ほんとに、ほんとにありがとうございました。