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コウノトリ湿地ネットブログ - 活動報告カテゴリのエントリ

6月18日(月曜日)の午後
東京都港区『島根イン青山』にて、日本動物大賞表彰式が行われ
佐竹代表が記念講演をしました。



日本動物大賞は、
「動物たちとの真の共生」こそ、時代要請に応えるものと考え、
その中心的記念事業として ・JAPAN ANIMAL GRAND PRIZE を創設されました。

活動基盤とされている「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に照らしあわせ、
優れた動物愛護活動の実践者(団体を含む)を選抜顕彰し
動物理解、自然理解に優れた功績を挙げた動物を顕彰し
さらに複数の顕彰者の中から大賞を選定して
内容とプロセスを通して、同法の普及啓発を図ろうとするものです。

動物愛護の普及啓発にとどまらず、
この事業を通して「動物たちとの真の共生」理解に寄与することが目的とされています。



受賞理由は

『絶滅しかかった生物を救う、という活動は少しずつ日本の中にもひろまってきました。
この活動に大賞をさしあげる理由の1つは、
生物を救うためには、
その生物が生きていく環境を取り戻さなければ駄目だという点に努力されていることです。
そのために市民の皆様がニホンコウノトリの支援組織を結成されて頑張っておられるのは、
敬服の限りです。
この努力に、さらに他の地域のかたがたの注目があつまるのを祈りたいと思います』
表彰状と表彰碑
副賞10万円を頂きました。



審査講評は、審査委員長の羽仁進氏がされ
「市民が、自主的に行動していることが素晴らしく
色々な想いをもった人が共通の願いをもって活動されいるところに感銘を受ける」と
話されました。



「コウノトリが生息できるよう、自然の力を呼び戻す」と題して、受賞記念講演をしました。



「功労動物賞」
・アジアゾウ「アーシャー」(愛知県・豊橋総合動植物公園)
「動物愛護賞」
・公益社団法人日本動物園水族館協会被災園館支援プロジェクトチーム(東京都)
・NPO団体ハートtoハート(宮城県)
以上の皆さまと一緒に表彰して頂きました。



5月25日(金曜日)13時30分より
経団連会館にて
経団連自然保護協議会および経団連自然保護基金設立20周年記念式典が開かれました。



日本経団連は、1992年に「経団連自然保護基金」を設立され、
国内外のNGOが実施するアジア太平洋地域を主とする
開発途上地域の自然保護活動を支援されています。
支援事業の原資は、日本経団連自然保護協議会が
毎年日本経団連会員を中心とする企業や個人を対象に行う募金によって賄われています。

当会は、2009年度?2011年度までの3年間
『コウノトリの野生定着に向けた、放棄田の自然生態系(食物連鎖)の再生』の
プロジェクトで助成を受け
今年度も
『コウノトリが生息できる里山自然の再生に向けた「新しい公共(開かれたコモンズ)」の
研究と試行』のプロジェクトで助成を受けています。

経団連自然保護協議会会長を10年間務められた
大久保会長が退任されることになり
佐竹代表が感謝の気持ちを込めてお礼を言いました。



新会長の佐藤氏へ
コウノトリ野生復帰の取り組みをお話させて頂きました。



交流会では、ポスターを貼らせて頂き
ハチゴロウの戸島湿地での取り組みをお伝えしました。



今年度、戸島湿地と田結湿地で作業をされてる有限会社晃の磯崎さんも参列され
プロジェクトの実地地の、田結地区役員としてもお礼を言われていました。



記念講演で、国立科学博物館名誉研究員の近田文弘先生が
「森林と自然保護ー日本人と森林の過去を辿り、未来を考えるー」と題して話されたなかで
「『種の多様性』が生物多様性の概念で
『ひとつひとつの種』が輝き
その輝きを大切にすることが生物多様性だと思う」と
フンボルトの風景画からのお話に感銘を受けました。

フンボルトのロマンをもって、自然をみつめ
そのなかの『命』を輝かせること・・・永遠のテーマです。


2012年4月30日(月) 午後から、「円山川菜の花の会」主催の清掃活動に参加しました。円山川沿いに下流域のゴミ拾いを行いました。打ち寄せられたのか、そこに捨てられたのか、多量のゴミに曇り模様の天気でしたが、しっかり汗をかきました。というより、ぐったり疲れてしまいました・・・。
2時間あまりの作業で、すっかりきれいになり、満足して帰りました。


(あちこちから参加者が集います)


(中学生も参加しました)


(地域を分担して担当します)



(ゴミを拾う前のようす)


(こんなにきれいになりました)


(集めたゴミは軽トラックが回収に廻ってきます)

(お疲れ様でした)

湿地ネットは昨年に引き続き参加しましたが、復建設計の方も広島から参加されました。
本当にお疲れ様でした。
3月14日(水曜日)豊岡市コウノトリ共生課の職員の方と当会のメンバーで
コウノトリに縁のある
越前市白山地区?坂口地区?若狭町を訪ねました。

まずは、戸島のお父さん(J0391)の両親(J0218・J0238)のいる
しらやまいこい館の中にある、コウノトリ支援本部に向かいました。



飼育ケージの南東約500メートルにある、しらやまいこい館(都辺町)には
コウノトリPRコーナーが設置され
コウノトリについての解説が丁寧にされてあり
飼育の様子が撮影されていて、ライブ映像も見ることができます。

県と市から派遣された獣医師の方1人名と飼育員4名が常駐され、
当面24時間体制で対応されています。



地元の白山・坂口地区で見守り隊」を結成され
不審者や野生動物が近寄らないよう見守り
二人一組で午前と午後の2回、ケージ周辺(約2キロ)を巡回されています。



飼育ケージの手前の農道には、見守り隊の方のお手製の双眼鏡を入れた箱があり
ここから観察することが出来ます。
「コウノトリを、脅かさないように観察をしてほしい」という願いが込められています。



子供たちの絵で飾られた、とても頑丈な人工巣塔が建てられていました。
子供たちの愛を育む巣塔ですが・・・
風景は私たち人間だけのものだけではないとも思ったり・・・



J0218・J0238ペアをカメラ越しに見て
私が幼稚園の時の遠足で、初めてコウノトリを見たときのことを思い出しました。
保護増殖センターのケージの入り口から、そっと眺めたコウノトリ。
「そうか・・・大切な鳥なんだ」  今から47年前のことです。



職員の方も、コウノトリをとても大切にされていて
大雪の時には、飼育ケージの中を人力で除雪されたそうで苦労が忍ばれます。
月に1度、コウノトリの現状報告会も開かれています。

見守り隊の会長の野村さんは、コウノトリの語り部として活躍されていて、
坂口地区のエコビレッジに案内してくださいました。



坂口地区は、「にほんの里100選」に選ばれた美しい農村風景が残る地域で
環境学習の拠点となっています。
野村さんは、小学生から寄せられた手紙を呼んで・・・うれし泣きをしたと言われていました。
同感です。これが、私たちのボーナスですよね。



「この風景のなかに、コウノトリが舞い降りるのが私の夢です」と野村さん。
願いが叶いますように。
願いが熱意となって、仕事に励まれているのだなぁと思いました。
きっと・・・夢は叶うような ♡ ♡ ♡



夕暮れを気にしながら、若狭町へ急ぎました。

9日に戸島湿地に来られて、10日にはJ0016が豊岡へ飛来して
14日に私たちが若狭町に行くとJ0016も若狭町にいて・・・
コウノトリと人の行き来がつながりました。



鳥羽公民館の館長さん、鳥羽川水系を守る会の会長さんが満面の笑顔で
J0016のいるところまで案内してくださいました。

地域の方の朝の挨拶は、「今日はコウノトリおったか?」で始まるそうです。
とにかく、明るく元気な皆さんと、コウノトリへの愛情に感動しました。



鳥羽川をはじめ、地域の自然を守ってこられた方がたくさんおられ
「公民館周辺のエリヤから、無理せず、焦らず、ゆっくりと環境を整備していきたい」と
話されてことに共鳴しました。





田んぼを見回すと、豊岡の田んぼによく似ています。
空気も・・・心なしか同じ匂いがします。

若狭町では、公民館が拠点となってコウノトリの観察や仲間の集い場所となっています。
主事さんは、ニュースレターを発行され
J0016が長期に渡って滞在する理由を
歴史に基づいて分析もされています。

豊岡でも、このような地域活動が広がっていけばいいと思いました。
市民団体と公民館活動を2つの柱にして、連携していく仕組みが作れないものでしょうか。

コウノトリが出会わせてくれた『縁』で、多くのことを学ばせていただきました。

行かせて頂き、ありがとうございました。


2月17日(金曜日)
『世界湿地の日シンポジウムIN渡良瀬遊水地』に参加するために栃木県へ向かいました。

午後から、『渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会』の楠会長、
浅野事務局長、猿山さんが出迎えてくださり、渡良瀬遊水池へ行きました。

まずはその広さにびっくり。圧倒的なスケールです。
そして、19世紀後半の足尾銅山の鉱毒問題や
滅亡に追い込まれようとした谷中村の歴史
村の貯水池化に反対して、再建に取り組まれた
田中正造氏の足跡にふれることが出来ました。
歴史を語り継ぎ、この地でしか出来ない自然再生の方法があるはず・・・
遊水地内に、ゴルフ場があることに驚きました。




続いて、小山市役所のコウノトリ推進部の方の案内で
ふゆみず田んぼに案内していただきました。



ふゆみず田んぼの実験田に取り組んでいる迫間田・ 網戸地内の水田に
今冬、白鳥が飛来したそうです。



豊岡市では、「コウノトリと共生する水田づくり」を推進するために、
NPO民間稲作研究所と技術支援委託契約を結び、学習会を開催してきています。
稲葉光國先生が待っていてくださり、現地で説明や提案を受けました。
小山市役所の方にとっても、いい出会いだったことと思います。
冷たい風が吹き付ける夕方、稲葉先生のお話に聞き入っていました。



18日に栃木市栃木文化会館 で開かれたのシンポジウムは、
ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)が、
渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会 と共催で下記のとおり開催されました。
(ラムサール・ネットワーク日本HPより抜粋)
 
●主 催:ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)
     渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会
●後 援:WWFジャパン、公益財団法人 日本野鳥の会
     公益財団法人 日本自然保護協会

 
世界湿地の日シンポチラシ

 

 2月2日は、湿地保全の国際条約であるラムサール条約が制定されたことを記念する、世界湿地の日(WWD:World Wetlands Day)です。また、今年は第11回ラムサール条約締約国会議(COP11)が、7月にルーマニアのブカレストで開催されます。そこで、世界湿地の日を記念し、ラムサールCOP11の国内プレ・イベントとして、このシンポジウムが企画されました。
 第1部では、ラムネットJが2011年から実施している春の湿地保護全国キャンペーン「湿地のグリーンウェイブ」の参加団体が、キャンペーンでの活動内容や各地の湿地保全の状況について報告し、2012年の湿地のグリーンウェイブに向けて意見交換などが行われました。
 第2部では、COP11で条約への登録を目指している渡良瀬遊水地と、兵庫県豊岡市の円山川下流域に焦点をあて、条約登録の意義や今後の保全構想などについての活動を報告し合い、2つの湿地に共通した課題や、保全推進における連携の可能性などについて話し合われました。 



【第1部】湿地のグリーンウェイブ2011〜2012
●湿地のグリーンウェイブ2011全体報告:安藤よしの(ラムネットJ)
●各地からの報告
  松川浦:新妻香織(はぜっ子倶楽部)
  渡良瀬遊水地:猿山弘子(渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会)
  東京港野鳥公園:金井 裕(日本野鳥の会)
  三番瀬:立花一晃(三番瀬のラムサール条約登録を実現する会)
  吉野川:井口利枝子(とくしま自然観察の会)
  博多湾:松本 悟(ウェットランドフォーラム)
  諫早/泡瀬:陣内隆之
  (有明海漁民・市民ネットワーク/泡瀬干潟を守る東京連絡会)
●討論:すべての湿地を結ぶグリーンウェイブ
  コーディネーター:花輪伸一(ラムネットJ)
  パネリスト   :安藤よしの/新妻香織/猿山弘子/金井 裕/
           立花一晃/井口利枝子/松本 悟/陣内隆之



【第2部】渡良瀬遊水地と豊岡・円山川下流域の条約登録で進める
     湿地保全
●渡良瀬遊水地と豊岡・円山川下流域が条約登録されることの意義
  浅野正富(ラムネットJ)
●渡良瀬遊水地をエコ・ミュージアムに
  高松健比古(渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会)
●豊岡から広げるコウノトリ・ネットワーク
  佐竹節夫(コウノトリ湿地ネット)
●討論:コウノトリでつなぐ豊岡と渡良瀬遊水地
  コーディネーター:呉地正行(日本雁を保護する会)
  パネリスト   佐竹節夫/花輪伸一/高松健比古
           青木章彦(わたらせ未来基金)
           河地辰彦(日本野鳥の会栃木)



シンポジウムのあとには、交流会が開かれ
自己紹介や、活動の詳細なと思い思いの話が弾みました。

スタッフの方のご配慮により、楽しいひとときを過ごせました。



パネリストの方だけでなく、参加者全員にマイクが向けられ
トップバッターの豊岡市コウノトリ共生課の山本さんが
「行政として、市民と連携したいと思っているが
どうすれば市民の皆さんと連携していけるのか
要望を聞かせてほしい」と話されました。



会場では、そういう行政の姿勢に感動の声が寄せられ
「NGOとして活動をしていくなかで、行政と連携していくにはと考えていたときに
行政にしてほしいと思うことを、まず自分たちでしてみてはとアドバイスを受けた。
結果的にみて正解となりいい結果がでた」と
花輪さんが話されていたことが印象に残っています。
取り組みへの姿勢が、相手に伝わり
お互いの理解と信頼へと結びつくのだなと思いました。



ラムサール・ネットワーク日本・
渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会の方々の熱意で
行き届いた準備でもって進められ
参加者同志の交流が生まれました。

本日出勤すると、管理棟のパソコンに猿山さんから

「コウノトリとの約束」を守り続けてこられた、豊岡からのお話は、
映像と共に心にいつまでも残ると思います。
佐竹様の、文化の薫り高い、柔らかな発想と取り組みのご講演は、
私たちにとって、学ばしていただくことばかりでした。
この度のシンポは地元にとりまして、歴史的な一日になりました」とお礼のメールが届いていました。
 

そして、
 
 「今朝は5時から7名、8時から15名が、それぞれ遊水池でゆっくりして頂け、
朝霧やマガン約100羽にも出あえて幸せでした」と結ばれていました。

私は、猿山さんの結びの言葉にあたたかい気持ちを感じました。
活動の底辺には、このような時間と感動の共有と
人と人のつながりが、大切に育まれているのだなと思いました。


コウノトリ共生課の山本さんの言葉が反響をよび
いろいろな活動をされる方に、豊岡の行政の姿勢が伝わったことは嬉しいことでした。

大雪の豊岡が気になり、皆さんにも随分心配していただき
早めに帰路に着きました。