営業日カレンダー
全国コウノトリ飛来情報
コウノトリ市民科学
目撃情報
スケジュール
戸島湿地便り
ククヒ湿地より
代表のつぶやき
活動報告
広報誌パタパタ
湿地ネットの概要
リンク集
お問い合わせ
ブログ カレンダー
« « 2018 10月 » »
30 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 1 2 3
最新のエントリ
コウノトリ湿地ネットブログのトップへ
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

  • カテゴリ 活動報告 の最新配信
  • RSS
  • RDF
  • ATOM

コウノトリ湿地ネットブログ - 活動報告カテゴリのエントリ

3月14日(水曜日)豊岡市コウノトリ共生課の職員の方と当会のメンバーで
コウノトリに縁のある
越前市白山地区?坂口地区?若狭町を訪ねました。

まずは、戸島のお父さん(J0391)の両親(J0218・J0238)のいる
しらやまいこい館の中にある、コウノトリ支援本部に向かいました。



飼育ケージの南東約500メートルにある、しらやまいこい館(都辺町)には
コウノトリPRコーナーが設置され
コウノトリについての解説が丁寧にされてあり
飼育の様子が撮影されていて、ライブ映像も見ることができます。

県と市から派遣された獣医師の方1人名と飼育員4名が常駐され、
当面24時間体制で対応されています。



地元の白山・坂口地区で見守り隊」を結成され
不審者や野生動物が近寄らないよう見守り
二人一組で午前と午後の2回、ケージ周辺(約2キロ)を巡回されています。



飼育ケージの手前の農道には、見守り隊の方のお手製の双眼鏡を入れた箱があり
ここから観察することが出来ます。
「コウノトリを、脅かさないように観察をしてほしい」という願いが込められています。



子供たちの絵で飾られた、とても頑丈な人工巣塔が建てられていました。
子供たちの愛を育む巣塔ですが・・・
風景は私たち人間だけのものだけではないとも思ったり・・・



J0218・J0238ペアをカメラ越しに見て
私が幼稚園の時の遠足で、初めてコウノトリを見たときのことを思い出しました。
保護増殖センターのケージの入り口から、そっと眺めたコウノトリ。
「そうか・・・大切な鳥なんだ」  今から47年前のことです。



職員の方も、コウノトリをとても大切にされていて
大雪の時には、飼育ケージの中を人力で除雪されたそうで苦労が忍ばれます。
月に1度、コウノトリの現状報告会も開かれています。

見守り隊の会長の野村さんは、コウノトリの語り部として活躍されていて、
坂口地区のエコビレッジに案内してくださいました。



坂口地区は、「にほんの里100選」に選ばれた美しい農村風景が残る地域で
環境学習の拠点となっています。
野村さんは、小学生から寄せられた手紙を呼んで・・・うれし泣きをしたと言われていました。
同感です。これが、私たちのボーナスですよね。



「この風景のなかに、コウノトリが舞い降りるのが私の夢です」と野村さん。
願いが叶いますように。
願いが熱意となって、仕事に励まれているのだなぁと思いました。
きっと・・・夢は叶うような ♡ ♡ ♡



夕暮れを気にしながら、若狭町へ急ぎました。

9日に戸島湿地に来られて、10日にはJ0016が豊岡へ飛来して
14日に私たちが若狭町に行くとJ0016も若狭町にいて・・・
コウノトリと人の行き来がつながりました。



鳥羽公民館の館長さん、鳥羽川水系を守る会の会長さんが満面の笑顔で
J0016のいるところまで案内してくださいました。

地域の方の朝の挨拶は、「今日はコウノトリおったか?」で始まるそうです。
とにかく、明るく元気な皆さんと、コウノトリへの愛情に感動しました。



鳥羽川をはじめ、地域の自然を守ってこられた方がたくさんおられ
「公民館周辺のエリヤから、無理せず、焦らず、ゆっくりと環境を整備していきたい」と
話されてことに共鳴しました。





田んぼを見回すと、豊岡の田んぼによく似ています。
空気も・・・心なしか同じ匂いがします。

若狭町では、公民館が拠点となってコウノトリの観察や仲間の集い場所となっています。
主事さんは、ニュースレターを発行され
J0016が長期に渡って滞在する理由を
歴史に基づいて分析もされています。

豊岡でも、このような地域活動が広がっていけばいいと思いました。
市民団体と公民館活動を2つの柱にして、連携していく仕組みが作れないものでしょうか。

コウノトリが出会わせてくれた『縁』で、多くのことを学ばせていただきました。

行かせて頂き、ありがとうございました。


2月17日(金曜日)
『世界湿地の日シンポジウムIN渡良瀬遊水地』に参加するために栃木県へ向かいました。

午後から、『渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会』の楠会長、
浅野事務局長、猿山さんが出迎えてくださり、渡良瀬遊水池へ行きました。

まずはその広さにびっくり。圧倒的なスケールです。
そして、19世紀後半の足尾銅山の鉱毒問題や
滅亡に追い込まれようとした谷中村の歴史
村の貯水池化に反対して、再建に取り組まれた
田中正造氏の足跡にふれることが出来ました。
歴史を語り継ぎ、この地でしか出来ない自然再生の方法があるはず・・・
遊水地内に、ゴルフ場があることに驚きました。




続いて、小山市役所のコウノトリ推進部の方の案内で
ふゆみず田んぼに案内していただきました。



ふゆみず田んぼの実験田に取り組んでいる迫間田・ 網戸地内の水田に
今冬、白鳥が飛来したそうです。



豊岡市では、「コウノトリと共生する水田づくり」を推進するために、
NPO民間稲作研究所と技術支援委託契約を結び、学習会を開催してきています。
稲葉光國先生が待っていてくださり、現地で説明や提案を受けました。
小山市役所の方にとっても、いい出会いだったことと思います。
冷たい風が吹き付ける夕方、稲葉先生のお話に聞き入っていました。



18日に栃木市栃木文化会館 で開かれたのシンポジウムは、
ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)が、
渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会 と共催で下記のとおり開催されました。
(ラムサール・ネットワーク日本HPより抜粋)
 
●主 催:ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)
     渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会
●後 援:WWFジャパン、公益財団法人 日本野鳥の会
     公益財団法人 日本自然保護協会

 
世界湿地の日シンポチラシ

 

 2月2日は、湿地保全の国際条約であるラムサール条約が制定されたことを記念する、世界湿地の日(WWD:World Wetlands Day)です。また、今年は第11回ラムサール条約締約国会議(COP11)が、7月にルーマニアのブカレストで開催されます。そこで、世界湿地の日を記念し、ラムサールCOP11の国内プレ・イベントとして、このシンポジウムが企画されました。
 第1部では、ラムネットJが2011年から実施している春の湿地保護全国キャンペーン「湿地のグリーンウェイブ」の参加団体が、キャンペーンでの活動内容や各地の湿地保全の状況について報告し、2012年の湿地のグリーンウェイブに向けて意見交換などが行われました。
 第2部では、COP11で条約への登録を目指している渡良瀬遊水地と、兵庫県豊岡市の円山川下流域に焦点をあて、条約登録の意義や今後の保全構想などについての活動を報告し合い、2つの湿地に共通した課題や、保全推進における連携の可能性などについて話し合われました。 



【第1部】湿地のグリーンウェイブ2011〜2012
●湿地のグリーンウェイブ2011全体報告:安藤よしの(ラムネットJ)
●各地からの報告
  松川浦:新妻香織(はぜっ子倶楽部)
  渡良瀬遊水地:猿山弘子(渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会)
  東京港野鳥公園:金井 裕(日本野鳥の会)
  三番瀬:立花一晃(三番瀬のラムサール条約登録を実現する会)
  吉野川:井口利枝子(とくしま自然観察の会)
  博多湾:松本 悟(ウェットランドフォーラム)
  諫早/泡瀬:陣内隆之
  (有明海漁民・市民ネットワーク/泡瀬干潟を守る東京連絡会)
●討論:すべての湿地を結ぶグリーンウェイブ
  コーディネーター:花輪伸一(ラムネットJ)
  パネリスト   :安藤よしの/新妻香織/猿山弘子/金井 裕/
           立花一晃/井口利枝子/松本 悟/陣内隆之



【第2部】渡良瀬遊水地と豊岡・円山川下流域の条約登録で進める
     湿地保全
●渡良瀬遊水地と豊岡・円山川下流域が条約登録されることの意義
  浅野正富(ラムネットJ)
●渡良瀬遊水地をエコ・ミュージアムに
  高松健比古(渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会)
●豊岡から広げるコウノトリ・ネットワーク
  佐竹節夫(コウノトリ湿地ネット)
●討論:コウノトリでつなぐ豊岡と渡良瀬遊水地
  コーディネーター:呉地正行(日本雁を保護する会)
  パネリスト   佐竹節夫/花輪伸一/高松健比古
           青木章彦(わたらせ未来基金)
           河地辰彦(日本野鳥の会栃木)



シンポジウムのあとには、交流会が開かれ
自己紹介や、活動の詳細なと思い思いの話が弾みました。

スタッフの方のご配慮により、楽しいひとときを過ごせました。



パネリストの方だけでなく、参加者全員にマイクが向けられ
トップバッターの豊岡市コウノトリ共生課の山本さんが
「行政として、市民と連携したいと思っているが
どうすれば市民の皆さんと連携していけるのか
要望を聞かせてほしい」と話されました。



会場では、そういう行政の姿勢に感動の声が寄せられ
「NGOとして活動をしていくなかで、行政と連携していくにはと考えていたときに
行政にしてほしいと思うことを、まず自分たちでしてみてはとアドバイスを受けた。
結果的にみて正解となりいい結果がでた」と
花輪さんが話されていたことが印象に残っています。
取り組みへの姿勢が、相手に伝わり
お互いの理解と信頼へと結びつくのだなと思いました。



ラムサール・ネットワーク日本・
渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会の方々の熱意で
行き届いた準備でもって進められ
参加者同志の交流が生まれました。

本日出勤すると、管理棟のパソコンに猿山さんから

「コウノトリとの約束」を守り続けてこられた、豊岡からのお話は、
映像と共に心にいつまでも残ると思います。
佐竹様の、文化の薫り高い、柔らかな発想と取り組みのご講演は、
私たちにとって、学ばしていただくことばかりでした。
この度のシンポは地元にとりまして、歴史的な一日になりました」とお礼のメールが届いていました。
 

そして、
 
 「今朝は5時から7名、8時から15名が、それぞれ遊水池でゆっくりして頂け、
朝霧やマガン約100羽にも出あえて幸せでした」と結ばれていました。

私は、猿山さんの結びの言葉にあたたかい気持ちを感じました。
活動の底辺には、このような時間と感動の共有と
人と人のつながりが、大切に育まれているのだなと思いました。


コウノトリ共生課の山本さんの言葉が反響をよび
いろいろな活動をされる方に、豊岡の行政の姿勢が伝わったことは嬉しいことでした。

大雪の豊岡が気になり、皆さんにも随分心配していただき
早めに帰路に着きました。


 
2月12日(日曜日)兵庫県公館 大会議室にて開催された
=生物多様性協働フォーラム?関西から発信する多様な主体による広域連携に向けて?
第3回 社会の「つながり」を活かした取り組みの展開=に
当会より、代表をはじめ4名で参加させていただきました。

プログラムは下記のとおりで
 事例紹介
・行政の仕組みを活用した企業の森づくり?兵庫県の事例?
 兵庫県立大学教授/兵庫県立人と自然の博物館副館長 中瀬 勲氏
・個性を活かす、ネットワークを活かす-琵琶湖いきものイニシアティブを中心に
 結・社会デザイン事務所 代表 菊池玲奈氏
・ショートプレゼンテーション
 地域での環境保全活動の中で企業の果たせる役割
 株式会社ブリジストン 彦根工場



休憩をはさんで

・対談 「関西における生物多様性戦略の展望」
 関西広域連合長/兵庫県知事 井戸敏三氏
 関西広域連合 広域環境保全担当委員/滋賀県知事 嘉田由紀子氏
 ※司会進行 兵庫県立人と自然の博物館館長 岩槻邦男氏

・今後の活動に向けて  三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式 研究員 西田貴明氏

と、進められ予定時間を上回るほど盛会に終わりました。



井戸知事と嘉田知事の対談のなかで
何度も「コウノトリ」の話題が出ました。

嘉田知事が田んぼの生きものを増やし、
「コウノトリのレストランを増やしましょう」と
「物語性をもって広げていきましょう」の呼びかけに
コウノトリ郷公園の江崎研究部長が
「コウノトリに選ばせてやってください」
いろいろな地域で、春の小川を描いて
自然を再生し、田んぼとつなげていくと
コウノトリのレストランが増え、自然が豊かになってくると話されました。

「物語を描いて、自然を再生する」
「小さな自然再生」
豊岡では聞きなれた言葉が、重みと広がりををもって
心に響いたフォーラムでした。

出演者の皆さま、主催者、スタッフの皆さまに感謝です。


「鶴見カフェinせいよ」に参加してきました。

2012年1月13日、愛媛県西予市で開かれた「鶴見カフェinせいよ」に
参加し、湿地ネットの活動を報告しました。

西予市で鶴見カフェが開かれるのは一昨年に続き2回目です。
今回は、兵庫県立コウノトリの郷公園、豊岡市、湿地ネットが
参加しました。地元の方たち30数名の参加があり、美味しいケーキとコーヒーも供され
和やかな雰囲気の中に時間をオーバーしての熱心な会となりました。


(ケーキとても美味しかったです・・・)

日本野鳥の会愛媛の松田久司さんから
田んぼで産卵する魚の遡上ができるような環境を整えていきたいとのことから
この間設置された魚道での遡上調査の結果が報告されました。
様々な工夫を凝らした魚道が、確かな結果を生んでいることが示されました。




(三蔵宮池とそれにつながる水田に設置された魚道)

愛媛大学準教授の日鷹一雅さんから
コウノトリの採餌行動についてと水田環境(冬水田んぼ)についての
講演がありました。

(冬水田んぼの利点、不利な点を、総合的な観点から評価することを
述べられました)

そのあと、豊岡市、湿地ネット、コウノトリの郷公園からそれぞれ発表がありました。

夕方からは懇親会があり、参加されたみなさんから、いろんなお話を聞くことができました。
西予市のみなさんはとても明るく、楽しくコウノトリに関わっておられます。
そして、いいと思ったことはさっさと自分でやってしまう。素晴らしい行動力です。

翌日は、西予市内を案内して頂きました。

まず、J0009に会いに行きます。
朝早くからJ0009の居場所を確認して頂き、市内肱川の浅瀬に居るところに案内して頂きました。
元気な様子をしっかり確認でき感激です。飛び立ったJ0009を追いかけていくと、そこでは、
ずっと、J0009を見守り写真を撮影しておられる方にも会うことができました。

次に、J0009がよく訪れていたという、山田大池にいきました。ここは現在漏水防止のため
水を抜いて工事中です。ため池を知らない私はその大きさにびっくり。でもこれが一番大きい
わけではないとのこと。ため池の管理は地元に任されていて、地元の方たちの協力で観察小屋を作ったり、看板を設置したりしてありました。



(池の横には散歩される方への注意の看板も設置してありました)

次に、「わらぐろ」を見に行きました。「わらぐろ」とは収穫して干した乾燥わらを積み上げた
ものです。農業の機械化や生活変化によって少なくなってきました。昔ながらの風景を伝えたいとの思いから「宇和わらぐろの会」で守っておられます。

(夜はライトアップされ、観光資源になっています)


(「宇和わらぐろの会」会長さん。いつも小走りの元気な方です!!)

さらに、現在J0009がよく訪れる三蔵宮池に行きました。なんと、私たちの先回りをして
しっかり、池の横に建てられた巣塔にJ0009が止まっていました。
ここは昨日の発表にあった、池の上にある田んぼに続く魚道が設置されているところです。
様々な工夫をこらし、頑張っておられます。

(左端にも人工巣塔があります。西予市全体では9本あるそうです)


(観察小屋設置は普通仕様みたいです。J0009の飛来を機にあたりは
禁漁区にされました)


(場所に合わせて形を変えた魚道が設置してあります。必殺、
どじょうとりの器具も見せて頂きました。)

この二日間、とても楽しく過ごさせてもらいました。豊岡を外からみてはじめて、豊岡が各地から
注目され、熱い視線を注がれていることを感じました。先頭を切ってコウノトリ野生復帰に走り出した
兵庫県、豊岡市、そして市民、その役目はとても重要だということを感じた次第です。
 

 12月10日、湿地ネットのメンバー4人で、兵庫県から福井県に貸し出された
コウノトリの「受け入れ式」に行ってきました。

長旅にもめげず、無事、ケージに収まったコウノトリたちにほっとしました。
たくさんの地元の方たちの出迎えを受けたかれらに、託された願いが大きいことを感じました。

 そのあと、現在、福井県の若狭町に滞在しているJ0016に会いに行きました。


地元からたくさんの出迎え


コウノトリを乗せた郷公園の車がやってきました


子供たちの先導でケージへ


無事ケージに入りました。お疲れさま!

 メンバーはこれから一路、J0016が待つ?若狭町へ向かいます。
地元の方に案内して頂きました。


大鳥羽の集落の中の電柱にとまるJ0016


電柱の横の蓮池です。ここでよく採餌しているとか。


「鳥羽川水系を守る会」のみなさんと


楽しいひと時を過ごしました。

 若狭町の皆さんと出会えたことは、今回の旅行で一番の収穫だったような気がします。
日本のあちこちで、コウノトリを大事に思ってくださる人たちがいる。豊岡の私たちも元気を
たくさんもらった一日でした。
(今回の旅行は、次号のパタパタで詳しく報告いたします。)