11月9日(土曜日)、
朝来市東河地区が募金を募り巣塔を2基建てられました。
一台分の巣台を『あおいほけん』さんからの寄付金で
寄贈させていただきました。
到着したとき。東河地区協議会が制作した『あおいほけん』さんの看板を
取り付けてくださっていました。
式典では、事務局の方が豊岡市作成の『コウノトリのあしあと』と
当会作成の資料を配布してくださっていました。
市長さんも参加され「地域の方が力を合わせて地域を守っておられる」と話され、地域の皆さんも3世代揃って参加されていて幸せに暮らせる地域だと思いました。
東河地区協議会の会長さんが挨拶のなかで
「東河地区の自然や風景を守っていくためのシンボルとしてコウノトリを迎えたい。そのために人工巣塔を建てました。大がかりなことは行政にお願いすることもあるけれど、自分たちの地域は自分たちで守りたい」と話されました。
この式典も、地域の方が手作りで風船(土に戻る風船)に想いや願いを書かれ
副会長さんは鍬を持ってきて、巣塔の下を均しておられました。
事務局の方も、いろいろと気配りされていていました。
朝来市も土地を提供され、農林水産課の皆さんも
農業に真剣に取り組んでおられ、若い世代の就農も増えているそうです。
除幕式が始まり、コウノトリのコウちゃんも来てくれました。
子供たちの手から、風船が放たれ青空へと飛び立ちました。
青空の彼方へ風船が飛ぶのをみて、願いはきっと叶うから・・・
まもなく、巣塔下の田んぼには一面に水が張られます。
午後には、弥生が丘の周辺で、もう一基人工巣塔を建てられます。
朝来市の放鳥拠点から巣立ったコウノトリは
鳴門市、越前市で繁殖個体となりコウノトリ野生復帰に貢献しています。
秋晴れの青空に、白い風船が舞い心あたたまる記念日となりました。
豊かな時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。