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 田結地区のシンボル的イベント「わかめ祭り」の今年度第1回目の実行委員会が開催されました。
 この「わかめ祭り」は、平成11年に当地区の特産品である天然の「神水わかめ」の天日干し設備
が完成したことを記念し、地区の活性化と「神水わかめ」のPRを目的に開催され、以降毎年5月中旬に開催しています。(一昨年は「新型インフルエンザ渦」のため中止)
 今年は12回目の開催となります。この祭りの特徴は田結区民全員が参加・参画しお客様をもてなすところにあります。開催当初から大変好評をいただき、テレビにも2回放映され、お客様も3千人から2千人と多くの皆さんが楽しんでいただいております。
 そのための実行委員会で、メンバーは地区の「水産会」「高年クラブ」「公民館役員」「女性組織」などで催しの内容や規模などを検討し実行いたします。地区以外では「JA但馬」や「JF但馬」の皆さんの協力をいただき、野菜や鮮魚などの販売も行う予定です。



昨年の第11回わかめ祭りの宣伝チラシ

実行委員会の様子


  「水産会さん、乾燥わかめは1000袋できますか。」
 「婦人部さん、わかめおにぎりは前年どうりでよろしいですか」
 「高年クラブさん、わかめ餅は去年と同じで3斗できますか」
など、催しの内容・規模・量など慎重に検討し、確認しました。

 

  

5月22日、多少の雨でも「第12回わかめ祭り」を開催いたします。
         大勢来てくださいね。








 



  昨年11月初旬「JALわくわく子供塾」の親子の皆さんが、田結湿地で体験学習として「池」を
作られてからひと冬を越し、雪も解け新たな命が息吹くころとなりました。
 そこで、「池のその後」Vol2として、その状況をお知らせします。

     次の写真は作った池の全体図と配置図です。





 一号池 お父さんお母さんが作った池
 
 現在の状況                                       作った当時の様子

  残念ながら生物の痕跡は見られませんでした。
 原因として この池は面積が小さく、深くして、川の石などを入れましたが、水路に近かったのと、取水路と排水路を作ったため、水流ができ泥で
埋まったものと考えられます。また水流によりアカガエルの卵も定着しなかったのでしょう。

  以下の写真の通り何もおりませんでした。



 池2号 子供たちが作った池
 
 現在の状況                                  作った当時の様子


  少し見にくいですが、アカガエルの卵がたくさん産み付けてありました。 約20の卵塊が認められました。
 残念ながら、植えつけた水草はすべて枯れておりました。
 


  一応、子供たちが作った2号池は成功と言えるでしょう。この卵から多くのオタマジャクシが孵り、カエルとなったらそれがコウノトリ
の餌となり、また多くの生物の命をはぐくむ食物連鎖の基礎となるでしょう。
 

 わくわく塾の皆さんへ
  あたたかくなり、この池にコウノトリが飛来し食事をする姿を是非見に来てください。
                                                   

                                               田結区 一同





 

田結地区にさしかかって、左手海岸に広がる広場は、「わかめ祭り」の会場となる「わかめ干場」、
正面の山は田結のシンボル的な「八十八か所巡り」の「堂山」、右手の小高い森が、今回紹介する
田結の鎮守様「八坂神社」です。

 登り口は、地区に入ってすぐ右手に行くと鳥居が見えます。
 138段の階段を登り切れば、正面に「八坂神社」脇社として、久西神社・愛宕神社・神水神社
その中には、八幡神社・稲荷神社が合祀され、さらに階段途中に秋葉神社と、七つの神様が祭って
あります。

 八坂神社

 田結の鎮守様で、言うまでんなく京都の「祇園さん」の分霊です。昔々(1600年頃)の鎮守
様は、次に述べる「久西さん」だったそうですが、当時の「祇園さん」崇拝ブームにより、田結の
鎮守様になったそうです。(港村誌による。)


久西神社

 祇園さんが田結の鎮守様になるまでは、田結の鎮守様として信仰されていました。場所も現在地
ではなく、祠後方右手に見える山裾にあったそうです。そこには、現在でも井戸があり、神社があ
ったことをうががわせます。

神水神社

 蚕の神様として、昔は近郷より参拝に訪れる方があったそうです。場所も、名前が示す通り、田
結の一番の景勝地「神水海岸」の山手の小高い丘にありました。なぜ人里離れた場所にあったのか?
 それは、この神様が、神水海岸に流れ着いたと言い伝えられており、また養蚕技術が大陸文明で
あった事などを思えば、この神様に古代史のロマンを感じます。


     蚕の神様 神水さん                      昔の鎮守様 久西さん
 


秋葉神社

 秋葉権現の分霊で、愛宕さんと同様火伏せ・防火の神様です。数十年前までは、「堂山」の中腹に
ありましたが、祠の改修に伴い現在地に建立しました。

愛宕神社

 京都の愛宕神社の分霊で、火伏せ・防火の神様です。愛宕さんも昔はこの場所でなく、八坂神社
後方の「犬坂(えんざか)」の中腹にあったそうです。
 

   火伏せ・防火の神様 愛宕さん             秋葉さん

 

お千度参り

 全国的には「お百度参り」が有名ですが、田結では「お千度参り」を今でも行っています。
 千本の千度札を参拝者が分担し社を周回し一周毎に一本づつ奉納・祈願します。

 1月2日に行われた地区成人式での千度参り            いろいろな願いが込められた千度札
 
 戦時中は出征兵士の武運長久を祈ったり、また、現在でも身内の大病や手術時などでは、その早期
回復を祈って行われます。

 今でも地区の定期的行事として、以下の通り行われます。

 一月二日  地区の成人式を境内で行い、新成人の前途を祈願する。
 五月二三日 北但大震災記念日に震災で亡くなった方の鎮魂と防災祈願のため。 
 九月二日  210日後、台風時期を無事に過ごしたことのお礼と、防災祈願のため。



         1月2日に八坂神社境内で執り行われた田結区成人式
 

田結一番の景勝地「神水海岸」

 田結から海沿いの林道を約1Km行ったところに神水海岸があります。奇岩が林立し田結特産の
「神水わかめ」が採れることでも有名です。私たちが幼かったころ、「土鍋会」というものがあり
カレーを作ったり、飯盒炊爨などで一日遊んだことが思い出されます。
 神水という名前は、きれいな清水が湧き出ていたことから「神の水」としてつけられたのではな
いでしょか。
 昨年、山陰海岸一帯がジオパーク登録されました。是非遊びに来てください。

       右手奥が捨ケ鼻灯台


  この岩何に見えますか 昔読んだ「ノートルダムのせむし男」に見えませんか。 オウムのくちばしの様な岩
 神水海岸までの途中にはこのような岩がたくさんあります。皆さんも是非想像を膨らませてください。

北但大震災記念碑

 集会所横の広場の山手に、高さ2m余りの大きな自然石の石碑。
 大正14年5月23日に当地域を襲った「北但大震災」震源地は田結区の沖合で、田結区の被害は
著しく、港地区における家屋倒壊率が70%であったのに比べ田結地区は83戸全てが全半壊となっ
ている。
 石碑の裏には当時の様子が記されているが、近年篤志家により御影石板に写し、記念碑の下に設置
してあります。

  震災記念碑と石碑裏面の当時の模様が記されたものを写し取った石板





 

田結湿地について

 田結の湿地は大きく分けて三つのブロックになっています。
 一番大きいのが、西光寺から辻堂までの前部湿地帯。続いて、中間部湿地帯、そして、一番奥部のカヤノを中心とする奥部湿地帯(Vol.1の田結全景を参照)
 
  全てはこの前部湿地帯から始まりました。ここに2008年春、一羽のコウノトリ(戸島湿地の個体)が舞い降り、区民に大きな感動をもたらしました。

 それから、湿地整備の取り組みが始まりました。(取り組みの詳細は、このブログで紹介した「節ちゃん(湿地ネット代表)大いに語る」で記載したパンフレットに詳しく記述してあります。希望の方は湿地ネット事務局へお問い合わせください。)

 以降、東京大学保全生態学の教授やスタッフの皆さん、コウノトリ野生復帰に関心を持つ国内外のメディアの皆さんなど、多くの方が訪れ、いろんな称賛の声が高まりました。

鸛見庵(つるみあん)と前部湿地帯全景

              八坂神社の登り口から見た前部湿地帯と鸛見庵

鶴見庵から見た湿地全景

 

 
       湿地の畔付近で餌をついばむ コウノトリ
 

鸛見庵(つるみあん)

 旧九州石油労働組合による、社会貢献活動の一環として豊岡市に寄贈されたものです。

 冬季間は閉鎖しておりますが、暖かくなってコウノトリが採餌を始めたら、その様子がここから観察できます。
     鸛見庵全景と記念のプレート 

湿地に自生するオオアカウキクサ(但馬型)

 オオアカウキクサは日本各地で観察され、その異常繁殖が問題視されていますが、そのほとんどは実は、外来種あるいは大和型だそうです。この湿地に自生しているのは、国の絶滅危惧種2類、県の指定では1類となっている在来種(但馬型「アゾレ・ジャポニカ」)です。
 

 辻堂

 前部湿地帯と、中間部湿地帯の境、奥部湿地帯の「カヤノ」方面と、昔の寺域である「サアカジ(西光寺)」との分岐点にあるから「辻堂?」・・・ 稲作など農作業が盛んだったころ、この建物が、休憩所だったり、雨宿りの場所だったり、中におられるお地蔵さんは区民のそんな営みを見てこられたのでしよう。




次回は、田結の鎮守様である八坂神社とその境内社、景勝地神水海岸などを紹介します。
  
 

前回に引き続き、田結の見どころを紹介します。
 今回は、文化財つながりで、豊岡市指定文化財2件を取り上げます。

 風谷古墳(かんだにこふん)

 6世紀から7世紀の古墳時代に築造されたものらしい。説明書きには、この周辺に3基あって
現存しているものは、小井戸浜古墳と2基となっているが、「港村誌」では、4基あったと記さ
れている。そのうち、この風谷古墳だけが豊岡市の文化財として指定を受けています。
 風谷とは、海からの北風が谷に沿って吹きあがるため大変強い風が吹くため「風谷(かんだに)」
と呼ばれるようになったと言われています。
 
  風谷古墳の全景と説明書き

 

 春日曼荼羅(かすがまんだら)

 西光寺に所蔵されている曼荼羅図です。
 曼荼羅(まんだら、梵語:मण्डल maṇḍala)は仏教(特に密教)において聖域、仏の悟りの境地、
世界観などを仏像、シンボル、文字、神々などを用いて視覚的・象徴的に表したものですが、こ
の曼荼羅は、神社である春日大社が描かれていることで、大変珍しく、県下で確認されたものは
この曼荼羅図だけだそうです。
  (この曼荼羅をご覧になりたい方は、事前に西光寺様へ連絡し御都合をうかがってください。西光寺電話番号  0796−28−2012)
このほかにもある西光寺境内のお宝もの。

  弘法大師の足跡石

 本堂前に据わっている大きな岩、これには弘法大師(空海)の「足跡」がついています。元々田結川の石垣に使われていましたが、その頃からも、弘法大師の足跡として言い伝えがありました。

 田結川の改修に伴い、現在のところに設置されました。

 

 お大師さまはスーパーマン

 石に足跡を残す。常人では考えれないこと、しかしお大師様(弘法大師)にまつわる言い伝えはこれ以外にも、高野山の町石道にも「押上岩(押揚岩)」にその手形が付いているといわれています。
 

 一願地蔵

 西光寺境内の入口付近、芭蕉が生えているところに、古びた地蔵さまが2体あります。これは一願地蔵と呼び、トウガラシをお供えし、お願いをすれば、願いが叶うといわれています。

  トウガラシの大好きな一願地蔵

 次回は、田結湿地・鸛見庵などを紹介します