6月10日〜11日、田結湿地恒例の「ENEOS(エネオス)わくわく生き物学校」が開催されました。
この取り組みは、JXTGエネルギーグループの社会貢献活動として平成21年から始まり、平成23年からは、田結湿地が活動フィールドとして選ばれ、毎年この地で行われています。
今年は、2回目・3回目のリピータ3組を加え12組の親子が参加されています。(リピーターの方を確認されたい方は、本ブログバックナンバー昨年の6月分と、次の写真を比較してください。)
10日は、城崎支所で集合の後、コウノトリ文化館でコウノトリを見学しコウノトリの生態や特徴などについて勉強し、そのあと、田結へ来られました。
そして、集会所でオリエンテーリング。
まずは、先生の紹介と諸注意。先生は昨年と同じ三田市「人と自然の博物館」(通称「ひとはく」)の三橋先生、今年は助手に三原さんを連れてこられました。
挨拶をする田結の高橋区長、「湿地での勉強をしっかりしてください。そして家に帰ったら、お父さんお母さんに、『田結へ引越しをしよう』とおねだりをしてください。」 その後ろに座っている方は、「生き物教室」の協賛団体の「コウノトリ湿地ネット」代表の佐竹さん。一番右側が、三橋先生の本日の助手の三原さん。黄色いシャツの男性は環境省の職員さん。
湿地での最初の勉強は「生きのも調査」それぞれ「たも網」をもって水たまりや水路をガサガサ。これは、明日の湿地再生に向けての下調べ。「ゲンゴロウやドジョウはどんなとこが好きなんかな。」
捕まえた獲物は、特徴や特性について三橋先生が説明。
生き物調査の後は、明日の湿地再生作業に向けての作戦会議。「深いみず道は湿地のためによくないです。」
先生の話を元に、グループ単位で作戦会議。「どんな池を作ったらドジョウやメダカが喜ぶのかな」
作戦ができたら、お楽しみの夕食、その後は恒例のナイトツアー。最初は浜辺でスナガニの観察。そして、最後はホタルの観察。あいにくこの日は時期の関係なのか、ゲンジボタルが10匹ほどヘイケボタルが5匹ほど、ヒメボタルは観察できませんでした。昨年の3種類のホタルの大乱舞とはいきませんでした。
新しい水路を作って水を分散させる。「作戦のテーマにありました。頑張ってください。」
深い池を掘ります。「これも作戦のテーマにありました。乾燥期に水性生物の逃げ場所になります。」
一通り作業を終え、みんなで記念撮影。水に映った横断幕とみんなの姿(少しはっきりしませんが。)この水カガミもみんなの作業のおかげで出来ました。
この写真は、みんなが帰った5時間後に写したものです。一番下流で「深池」を掘っていたお母さんと石田課長チームにみず道を堰き止める箇所をアドバイスし、その通りに作業をして貰いました。まさに的中、作業終了から2時間で、エネオスフィールドは全面湿地、各チームの力作もすべて水の中。でも安心してください。2〜3ヶ月すれば、水は勝手に、弱い土手を探し、新たなみず道を作り、皆さんの力作が効を奏す状況になります。
その頃、湿地の変化をブログにアップします。お楽しみに。
自分の目でも確認に来てください。案内します。